サウサンプトンが勝点で並ぶバーンリーから2点差を逆転する劇的勝利! 代表戦帰りの南野拓実は出番なし

2021年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半のうちに2点のビハインドを追いつく

代表戦帰りということもあり、南野に出番は訪れなかった。(C)Getty Images

 14位のサウサンプトンは現地時間4月4日、プレミアリーグ第30節で15位のバーンリーとホームで激突。日本代表の一員として2試合を戦って帰ってきた南野拓実は、リーグ戦2試合ぶりにベンチスタートとなった。

 立ち上がりは五分五分の展開のなか、ゲームが動いたのは12分。ペナルティエリア内でウォーカー=ピータースが痛恨のファウルでPKを献上。これをウッドにど真ん中に蹴り込まれ、バーンリーに先制点を許してしまう。

 いきなりビハインドを負ったサウサンプトンは、22分に敵陣深くでスローインを受けたレドモンドがするするとペナルティエリア内に侵入し、右足を振り抜くが、相手GKの好守に阻まれる。

 28分には1本のロングパスから最後はヴィドラにペナルティエリア手前から強烈なシュート決められ、その差を2点に広げられる。

 ホームチームの反撃は、直後の31分だった。イングスのフリックにペナルティエリア手前中央で反応したアーム・ストロングが絶妙なコントロールシュートでネットを揺らし、1点を返す。これで息を吹き返したサウサンプトンは42分にも、ウォーカー=ピータースの自陣からの縦パスに抜け出したイングスがゴール。スコアを2-2の振り出しに戻し、前半を終える。
 
 迎えた後半は勝ち越しを狙う両者が激しくボールを奪い合い、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となる。

 サウサンプトンは60分にビッグチャンス。ペナルティエリア手前でラストパスを受けた名手ウォード=プラウズが自慢の右足でミドルシュートを放つが、惜しくもクロスバーに嫌われる。

 この辺りから流れは完全にホームチームに傾き、猛攻を仕掛ける。迎えた66分、ウォルコットのペナルティエリア右からのクロスに、フリーのレドモンドがダイレクトボレーで合わせ、勝ち越し点を奪取。ついに逆転に成功する。

 その後はバーンリーの反撃にも遭うも、守護神フォスターのビッグセーブもあり、同点ゴールを許さず。結局、3-2と勝点33で並ぶバーンリーを破り、残留へ大きく前進した。なお、南野に出番は最後まで訪れなかった。

 次節は12日にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンと敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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