フランクフルトがドルトムントとの上位対決を制し、CL圏内4位を維持! 鎌田大地は後半から出場

2021年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

一度は追いつかれるも、後半にA・シウバが決勝点

スコアラーのA・シウバ(33番)を祝福する鎌田(15番)、ヨビッチ、コスティッチ(10番)。 (C)Getty Images

 現地時間4月3日、ブンデスリーガ第27節が行なわれ、長谷部誠と鎌田大地が所属するリーグ4位のフランクフルトは、アウェーで5位ドルトムントと対戦した。上位対決の大一番だったが、長谷部は累積警告で出場できず、鎌田はベンチスタートとなった。

 先制したのはフランクフルト。11分、左サイドを駆け上がったコスティッチのクロスに、中央でヨビッチとドルトムントDFシュルツが競り合う。その際にシュルツの頭にクロスが当たり、弧を描いたボールがゴールに吸い込まれた。

 オウンゴールで先制したアウェーチームだが、時間が経過するごとにセカンドボールが拾えなくなり、20分過ぎからは押し込まれる場面が続く。

 守備に追われるフランクフルトの守備陣が浮足立っているなか、43分にDFのクリアミスからCKを与えてしまう。このチャンスに、エムレ・ジャンのクロスに合わせたフンメルスに決められ、前半終了間際に試合は振り出しに戻った。

 この展開で、フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は後半から鎌田を投入。トップ下で先発していたアミン・ユーネスにかえて背番号15を送り込む。

 鎌田の投入で前線が活性化し、立て続けに好機も生まれる。65分には左サイドで獲得したFKからイルザンカーが頭で押し込むが、これはオフサイドで無効に。

 75分には鎌田がドリブルで運び、ゴール前でシュートを放つがこれは大きく枠の右外に外れる。一方のドルトムントも、エースのハーランドの調子が上がらず、追加点をあげられない。

 そして87分、カウンターからヨビッチがエリア内までドリブルで持ち込み、どうにか残したボールに左サイドのコスティッチが反応し、ギリギリの角度からクロスをあげる。これに中央に詰めていたアンドレ・シウバが頭で合わせ、決勝ゴールを叩き込んだ。

 試合はこのまま2-1フランクフルトが勝利。リーグ戦では3試合ぶりの勝利をあげて勝点を50に伸ばし、来季チャンピオンズ・リーグ圏内の4位をキープしている。次節は3位ヴォルフスブルクとホームで対戦する。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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