「コンプリートな試合ができた」浦和指揮官が示した鹿島戦の確かな手ごたえ。試合前に選手らに伝えた言葉とは?

2021年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にすごく満足している」

決勝点後、槙野と抱擁を交わすリカルド・ロドリゲス監督。 (C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ7節]浦和2-1鹿島/4月3日(土)/埼玉スタジアム

 浦和が相手にほとんど決定機を作らせることなく、見事なパフォーマンスで4試合ぶりの勝利を収めた。

 立ち上がりから果敢に攻勢に出た浦和は、37分に明本考浩のJ1初ゴールで先制した。前半終了間際にセットプレーから失点したものの、後半も主導権を握り、攻守に渡って盤石な試合運びを見せると、63分に明本が倒されPKを獲得。これをキャプテンの槙野智章が冷静に沈め、2-1の勝利を収めた。

 試合後、リカルド・ロドリゲス監督は、「前半終了間際の失点は残念だった」と反省点を述べつつも、「失点が後半に向けてさらにチームが引き締まるきっかけになった。得点が取り消しになるシーンもありましたが、多くのチャンスを作れていましたし、コンプリートな試合ができたと思っています」と手ごたえを口にした。
 
 ボールを奪われたあとの切り替えが早く、すぐさま奪い返して攻撃に転じる。そこからの正確なビルドアップで終始相手を苦しめるなど、最後まで集中力を保って戦った浦和だが、指揮官は試合前に"気を抜かないこと"を選手らに強調したという。

「試合に勝つためには簡単なミスも許されず、試合を完璧に進めていかないといけない。どんな相手であれ、J1のチームに対しては少しの気のゆるみがあると一発でやられてしまう恐れがある。そういったところを大事にしていくことを実際に試合前に選手たちに伝えました。その結果、相手にチャンスを作らせなかったことに繋がったと思います」

「本当にすごく満足している」と何度も繰り返したリカルド・ロドリゲス監督は、今日が47歳の誕生日。指揮官のバースデーを見事な勝利で飾ったこの一戦を、上位浮上のきっかけにしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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