活動休止明けのガンバ、ピンチを凌ぎ無敗の広島と無得点ドロー。キャプテン三浦は「ポジティブに捉えたい」

2021年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに決め手を欠く展開に

チアゴ・アウベスが果敢にプレスをかける。写真:田中研治

 J1リーグは4月3日、各地で7節の8試合を開催。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島対ガンバ大阪の一戦が行なわれた。

 G大阪は2月27日に敵地でのヴィッセル神戸戦(0-1で敗戦)で今シーズンを開幕させたものの、クラブ内で新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たため、3月3日にACL出場のため前倒し開催となった11節・名古屋グランパス戦が直前で中止となった。

 その後、合計8名(選手6名・チームスタッフ2名)が陽性判定を受け、感染拡大防止の観点から3月9日からトップチームの活動を休止。同23日よりトップチームの活動を再開していた。

 開幕戦以来の試合となったG大阪に対して、広島は今季いまだ負け知らず。川辺駿、佐々木翔ら代表帰りの選手のパフォーマンスにも注目が集まった。

 試合はアウェーのG大阪がアグレッシブな入りを見せ、敵陣に押し込む時間帯を作るが、広島も堅い守りで隙を作らない。互いになかなかチャンスを見出せない中、前半終了間際にCKから広島は決定的な場面を迎えるが、ここはGK東口順昭、DF昌子源らが身体を張って守り切り、前半は0-0で終了する。

 迎えた後半はホームの広島がペースを握り、G大阪ゴール前に迫る。しかし、最後まで粘り強い守備を見せるG大阪を崩しきれない。結局、ともに決め手を欠き、0-0のスコアレスドローに終わった。

 試合後、G大阪キャプテンの三浦弦太は、「90分ゲームをやっていない中で勝点1を取れたことをポジティブに捉えたい。70分過ぎから運動量が下がってくる感じがしたが、これからプレーしながら上げていきたい」などと開幕戦以来となったゲームを振り返った。
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