モンゴル主将がW杯アジア2次予選の日本開催変更を悔むワケ「日本人選手のプレーを見たいと…」

2021年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(日本と同組は)とても名誉なことです」

モンゴル代表のキャプテン、ツェデンバル・ノルジモーが前日会見に出席した。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

 3月29日、ワールドカップ・アジア2次予選で日本と対戦するモンゴル代表キャプテンのDFツェデンバル・ノルジモーが前日会見に出席した。

 前回対戦は2019年10月、日本のホームで行なわれ、0-6で惨敗を喫したモンゴル代表。あれから約1年半が経ち、ふたたび日本の地で相まみえることとなった。

 ツェデンバル・ノルジモーは、W杯アジア予選で日本と同組となったことについて、「とても名誉なことです」と語り、今回のゲームについては「自分たちの試合をすることが非常に重要ですので、そこに照準を当ててプレーをしたいと思います」と意気込みを口にした。

 本来、この試合はモンゴルのホームで実施予定だった。しかし、新型コロナウイルスの国内の感染状況を鑑み、代替として日本にて無観客試合で行なわれることになったのだ。主将はこのことについて、「日本での試合になって残念です。というのも、モンゴルのサッカーファンが日本人選手のプレーをモンゴルで見たいと思っていたから。そのチャンスが無くなって残念だと思います」と悔しさを露わにしている。
 
 また新型コロナの影響で、モンゴルの国内リーグが昨年9月末に閉幕した影響もあり、選手たちはこれまでなかなかサッカーができない厳しい状況下に置かれてきた。それでも、「長い期間プレーができない時間がありましたが、コーチたちが自宅でもトレーニングできるメニューを作ってくれた」とコーチングスタッフの理解と協力が大きな助けになったことを明かした。

 そのうえで、「それから21日間、トルコでトレーニングをしてここに来ているので、明日の準備は整っている」と出来る限りの用意をして日本戦に臨むことを強調している。2021年初の公式戦となるW杯・アジア2次予選、モンゴル対日本の一戦はフクダ電子アリーナで30日の19時30分キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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