UEFA役員が違和感に気付く…W杯予選スイス戦のキックオフが遅れた「シュールな光景」とは?

2021年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年9月のELトッテナム戦でも同様の事案が発生

敵と激しくボールを奪い合うシャキリ(右)。この試合で決勝点を奪った。(C)Getty Images

 現地時間3月28日、カタール・ワールドカップ欧州予選が各地で開催。グループCではスイスがリトアニアをホームに迎え、リバプール所属のエース、ジェルダン・シャキリの得点で1-0と勝利を収めた。そんな一戦で、異例のアクシデントが起こった。スペイン紙『AS』が「シュールな光景」と伝えている。

 事件が起こったのは試合前のことだ。欧州サッカー連盟の役員がゴールの確認を行なった際に、ある違和感に気付く。なんと、片方のゴールのみ規定(2.44メートル)より10センチほど高くなっていたのだ。
 
 直ちにスタジアムのスタッフたちは、規格外のゴールを撤去し、交換作業を開始。その様子はSNS上でも公開され、慌ただしく動くスタッフたちの姿が映し出されている。"ゴール・トラブル"により、結局試合は15分遅れで開始されたとのことだ。

【画像】急ピッチでゴールを取り換える!慌ただしいスタジアムの様子はこちら

 実は昨年9月のヨーロッパリーグ予選3回戦、KFシュケンディヤ(マケドニア)対トッテナム(イングランド)でも同様の事案が発生。その際は、逆に5センチ小さいゴールとなっており、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が「背が伸びたのかと思った」と、ゴールに手を伸ばす写真をインスタグラムに公開したことでも、世界中で話題となっていた。

【写真】5センチ低いゴールマウスの前で「背が伸びたのかと思った」とおどけるモウリーニョの姿はこちら

 フェアプレーが求められるスポーツで、ゴールの大きさが違っては元も子もない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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