「2列目に素晴らしい選手がいる」出場停止明けの田中碧が、初戦で沈黙した豪華攻撃陣を輝かせる!

2021年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どうやってボールを渡すのかが自分の役割」

川崎で逞しさを増した田中が、久保、三笘、三好の揃う2列目をどう活かせるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 U-24日本代表は3月28日、U-24アルゼンチン代表とのリターンマッチを翌日に控え、オンライン上で前日会見を行なった。

 今回のU-24日本代表は、五輪本番さながらに、試合後に移動し、中2日で次の試合を戦う。3月26日に東京スタジアム(味の素スタジアム)で行なわれたアルゼンチンとの第1戦に0-1で敗れた日本は、北九州での第2戦でリベンジを目指す。

【PHOTO】U-24日本0-1U-24アルゼンチン|久保・三笘らチャンスを作るもゴールをこじ開けられず… 3日後の再戦に期待

 東京五輪予選も兼ねた昨年1月のU-23アジア選手権、第3戦カタール戦で一発退場になっていた田中碧は、先日のアルゼンチンとの第1戦でその処分が適用されたため出場停止となっていた。

 そんな田中は、「次負ければオリンピックなら予選敗退。必ず勝てるようにしっかり準備したい」と本大会を見据えて意気込みを語った。
 
 勝利のポイントと捉えているのが、久保建英、三好康児、三笘薫が並ぶ2列目の活かし方だという。

 1戦目をピッチ外から見ていた田中は、「自分はピッチに立っていないので、言えることはそんなにない」としながらも、「ビルドアップの部分でもう少し安定性をもたらすことが必要なのかなと思う。2列目に素晴らしい選手がいるので、その選手たちが高い位置で触れればチャンスになると感じました。どうやってボールを渡すのかが自分の役割でもあるし、ビルドアップ、ゲームコントロールも、自分が率先して出来たら」と展望を明かした。

 また、川崎フロンターレで積み上げてきたことが何よりの自信とも語る。
「一昨年、昨年よりも出来ることは増えているし、クオリティが上がっている自信もあります。まずは自分が持っている力を100%出すことが重要だと思っています」

 期待されるのは、川崎フロンターレでチームメイトの三笘や、旗手怜央との連係だ。さらに、U-22日本代表として参加した2019年10月のブラジル遠征で、サッカー王国を沈めたミドルシュートも強力な武器となるだろう。

 田中は、1戦目に出場できなかった鬱憤を晴らすことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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