U-24日本代表のGK争いが熾烈だ。今回選ばれた大迫敬介（広島）、沖悠哉（鹿島）、谷晃生（湘南）の３人はいずれも所属チームで開幕からフル出場を続け、紛れもない主軸として君臨し続けている。これまでこの世代では大迫が主戦GKとして出場機会を得てきたが、果たして、アルゼンチン戦ではどのような起用法となるのか注目される。

　そんななかで、23日にはGK陣で最年少の谷がオンライン会見に登場し、自身の強みや他のふたりの特徴について語っている。

　谷は昨シーズン、序盤の６節・鹿島戦で出場機会を得ると、以降はレギュラーとしてプレータイムを増やしてきた。前述したように、今季もここまで６試合すべてにフル出場し、ますます存在感を強めている。
「試合に出させてもらっている中で責任感も大きくなっている。それがピッチの中での存在感にも繋がっているのかなと」

　そうした中で、自らの長所と考えているのは「守備範囲の広さ」だ。谷は自身の武器について「いろんな予測をして、その中で少しでも広い範囲を守れるというのが強みだと思っている」と語る。直近のリーグ戦では、得点ランク３位の大久保嘉人やA代表に選出された坂元達裕など強力な攻撃陣を擁するセレッソ大阪を相手に、安定したセービングと果敢な飛び出しで完封。持ち味を発揮して勝点獲得に貢献している。