WB、シャドー、SH――。三笘薫がU-24代表で希望するポジションは?「自分の特徴が活きやすいのは…」

2021年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「攻撃のところで力を出したい」

三笘薫がU-24日本代表での起用ポジションについて考えを明かした。写真:田中研治

 U-24日本代表は3月23日に、選手4名のオンライン会見を実施。Jリーグで結果を残し注目を浴びるドリブラー、三笘薫が代表での起用ポジションについての考えを明かした。

 三笘が五輪世代の代表に招集されたのは、2019年の年末に行なわれた長崎合宿以来。当時の代表では3-4-2-1のシャドーを務めることが多かったが、筑波大から加入した川崎フロンターレでは、3トップの左ウイングで評価を高めてきた。

 いまやサイドアタッカーとして、緩急のある独特なドリブル突破を武器にJリーグでもひと際目立つ存在となった。本人も「周りのサポートがいなくても突破できるところが自分の特徴」と語るように、現在のポジションでのプレーに相当な手ごたえを感じているようだ。

「(2年前の東京五輪世代代表では)シャドーのポジションでうまくスペースでボールを受けて、周りの選手を使いながらというところでした。しかし、Jリーグに入ってウイングのポジションをやるようになり、とくにドリブルやスルーパスでペナルティエリアに入っていくことが仕事になった。もちろん代表での役割は少し変わってきますが、フロンターレで出している部分を評価されていると思うので、そういったプレーを出して貢献したいです」
 
 五輪世代の代表がこれまで多用してきた3-4-2-1システムにおいて、三笘の最大の強みがサイドでの突破であることを考えると、左ウイングバックでの起用も考えられる。しかし本人は「そのポジションも視野に入れないといけない」としながらも、「自分の特徴が活きやすいのはもっと前のポジション」だと希望を口にした。

「3バックの際にウイングバックで起用されれば上下動のところが求められるので、自分自身としてはそこも視野に入れないといけないが、どちらかというと攻撃のところで力を出したい。もちろんそこでもやらなければいけないですが、どちらかというとシャドーだったり、4-2-3-1の左サイドハーフでやりたい気持ちが強いです」

 昨季は川崎で、プロ1年目ながら13得点・12アシストと強烈なインパクトを残した三笘だが、「まだまだ自分は五輪代表のなかでは下だと思っている」と謙遜し、さらなる成長を誓っている。代表での地位を確固たるものにするうえでも、26日と29日のU-24アルゼンチン代表戦は重要な2連戦となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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