「まだまだ負けられない」森保ジャパン初招集のGK西川が守護神争いに名乗りを上げる!

2021年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表から遠ざかっていた理由を分析すると…

年代別代表からゴールを守り、A代表でも31試合の出場経験を持つ西川。写真:徳原隆元

 3月22日、同25日の韓国代表戦、同30日のワールドカップ・アジア二次予選のモンゴル戦に向けた日本代表の活動が開始された。

 今回の活動で森保ジャパンとしては初、久々の代表復帰となったのが、浦和レッズのGK西川周作だ。

 2017年11月にブラジル代表、ベルギー代表と戦った欧州遠征以来、約3年4か月ぶりの招集。さらに、試合に出場すれば、2016年11月15日に埼玉スタジアム2002で行われたワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア代表戦(2-1で勝利)以来となる。

 オンライン上で取材に対応した西川は、久しぶりの代表について「率直に、また日本代表の一員としてみんなとの時間を共有できることを、光栄に思っていますし、ここ数年離れていましたが、常に目指している場所。今回こうして呼んでもらって嬉しく思います」と笑顔で答えた。

 一方で、これまで代表から遠ざかっていた理由については、「チームでの成績が代表にとっては一番良いアピールになると思う。ここ数年、チームでの結果が良くなかったというのは良いアピールが出来ていないということだと思う」と分析。

「ただ、ひとりの選手として、日本代表という場所は常に目指して頑張っていたところ。選ばれるだけでなく、試合に出るというところもチャレンジしていきたい。次また呼んでもらえるようにベストを尽くしたい」と意気込みを語った。
 
 34歳の西川は今回招集されたメンバーでは最年長。近年ではJリーグの各クラブで若手GKの台頭も目立ち、浦和でもU-20代表に招集されたGK鈴木彩艶がルヴァンカップで先発するなどGK戦国時代となっている。

 そんな状況でも、「まだまだ年齢関係なく、結果を出し続けるのが本当に大事。今は、若い選手もGKにたくさん出てきているので、まだまだ負けられないという強い気持ちを持ちながら、僕ができるベストなプレーをピッチの上でも表現していければ」と若い選手たちにもポジションを譲るつもりはない。

「今回のメンバーを見てみても、初めて選ばれる選手もたくさんいますし、僕自身、気付けば今回の代表では最年長でもあるので、コミュニケーションをとれる時に積極的に取っていきたい。今日の朝もたくさんの選手と話も出来たのですが、もっともっと相手を知って、自分も知ってもらえるようなコミュニケーションというのを明るく、楽しくとっていきたい」

 ベテランならではの気遣いや姿勢と共に、明るい笑顔のGK西川が森保ジャパンに好影響をもたらすか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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