19位ニームが首位リールをアウェーで破る大番狂わせ! 植田直通はフル出場で勝利に貢献

2021年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半でリードを奪ったニームが、粘り強く守り切って勝利

CBで先発出場した植田。リーグ・アン通算3試合目の出場となった。 (C)Getty Images

 現地時間3月21日、リーグ・アン第30節が行なわれ、植田直通が所属する19位のニームは、首位リールとのアウェーマッチに臨んだ。

 植田は4-1-4-1の右CBで先発。前節モンペリエ戦に続く先発で、同リーグ3試合目の出場となった。

 この試合で先制点を挙げたのはアウェーのニームだった。カウンターからムサ・コネが見事なシュートを叩き込んだ。20分にはセットプレーからゼカに得点を許すも、前半終了間際の45分、敵陣内で軽快にパスを回し、走り込んだリパートがゴールネットを揺らし、前半を2-1とリードして折り返す。植田は始終落ち着いた様子でリールの攻撃陣に対峙し、身体を張ったディフェンスをみせた。
 
 後半はリールが攻勢を強め、57分にはバンバに突破を許し、ゴールネットを揺らされる。しかし、これはオフサイドで無効に。

 その後もリールに押し込まれる展開が続くが、植田ら守備陣は組織的なディフェンスで冷静に跳ね返し続け、カウンターから数少ないチャンスを狙う。

 88分にもセットプレーからピンチを招き、後半アディショナルタイムにも立て続けにピンチを迎えるが、足を止め続けずに守り切ったニームが、前半で奪ったリードを守り切り、勝利を収めた。植田はフル出場で貢献している。

 この勝利で、自動降格圏の19位に沈んでいたアウェーチームは、貴重な勝点3ポイントを獲得し、ひとつ順位を上げ、18位に浮上した。

 一方、2位のパリSG、3位のリヨンと勝点3ポイント差で首位に立っていたリールだが、この後に行なわれるパリSG対リヨンの結果によっては、首位陥落の可能性がある。この黒星によって、リーグ・アンの優勝争いは、今後さらに激しさを増しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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