EL衝撃の敗退後に「仕事完了」とまさかの投稿。トッテナムGKハートが釈明「ずさんに聞こえるだろうけど…」

2021年03月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「多くの人が腹を立てたに違いない」と謝罪

EL敗退後の“不適切投稿”は本意ではなく、ミスだったと釈明したハート。(C)Getty Images

 投稿を目にしたトッテナムのサポーターは、信じられない想いだっただろう。

 トッテナム(イングランド)は現地時間3月18日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド・オブ16での敗退が決まった。ホームでの第1レグで2-0と勝利しながら、敵地での第2レグで2失点。延長戦に持ち込まれ、決勝点をディナモ・ザグレブ(クロアチア)に許し、準々決勝進出を逃している。

【画像】衝撃の敗退後に「Job done」GKハートの"不適切投稿"はこちら

 ジョゼ・モウリーニョ監督の今後を議論することにもつながった黒星に、サポーターが大きな落胆や怒りを覚えたことは想像に難くない。ところが、その試合後に、選手のひとりがSNSで「仕事完了」と、仰天の投稿をしたのだ。まるでチームの敗退を喜んでいるかのようである。

 すぐに削除されたこの投稿の主であるGKジョー・ハートは、一夜明けて釈明。英公共放送『BBC』や英衛星放送『Sky Sports』によると、元イングランド代表守護神は「(SNS担当スタッフの)誰かが昨夜は3-0で僕らが勝ったと思ってしまったんだ」と説明しているという。
 
「ずさんに聞こえるだろうけど、本当なんだ。『仕事完了』と投稿されてしまった。受け入れがたいことだ。多くの人が腹を立てたに違いない。申し訳なく思っている。もちろん、僕によるものではなく、僕にはクラブへの愛とチームへのサポートしかない。みんなと同じで僕も落ち込んでいる。申し訳なかった。残念ながらもう起きてしまったことだけど、ただのミスでしかないと分かってほしい」

 選手自身がブランドとなる現代では、専門スタッフが選手のSNSを管理することもある。だが、クラブOBのダレン・ベントは、英『talkSPORT』で「自分のSNSは自分でやるべきだ。そんなに忙しくはないだろう。そうすればこんなミスはしない。自分でやれ」と指摘。そうしたうえで、その利便性を、このタイミングで改めて伝えている。

「ポジティブに使うこともできる。自分が小さいころは、ヒーローに近づくことなんて不可能だった。新聞かテレビで見るだけだ。SNSは少なくともファンと選手の交流をもたらす。もちろん、うまくいかないときはファンを刺激し、有害なものとなり得るのは見てきたとおりだけどね」

 現代の選手にとって欠かせないツールとなったSNS。だが、様々な形でのトラブルが後を絶たないのも事実だ。少なくとも、その活用法に気を配らなければいけないことは確かだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【画像】衝撃の敗退後に「Job done」GKハートの“不適切投稿”はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事