鹿島生え抜きの町田と沖が揃ってU-24代表へ!二人が語る五輪への想いと“チーム愛”

2021年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-23アジア選手権は「不甲斐ない結果だった」

「本当に最後だと思っている」と3月の代表活動への意気込みを語った町田。写真:滝川敏之

 鹿島アントラーズのDF町田浩樹とGK沖悠哉が3月19日、練習後にオンライン上で取材に応じ、東京五輪代表にかける想いを語った。

 二人は同日発表された、U-24アルゼンチン代表と2試合(26日東京スタジアム、29日北九州スタジアム)を戦うU-24日本代表に選出されている。

 町田は、「率直に選ばれたことは嬉しく思います。ただ、チームとしてあまり良い成績を残していないので、もどかしさもあります。オリンピックに向けて最終選考だと思っているので、本当に最後だと思って良いアピールをしていきたいと思います」と意欲を示した。

 長らくこの世代の代表チームに参加してきた町田は、東京五輪予選も兼ねた昨年1月のU-23アジア選手権にも出場。サウジアラビア、シリア、カタールと同居したグループBで1勝も出来ずに敗退した苦い思い出もある(東京五輪へは開催国枠で出場)。

 それだけに今回の代表戦にかける意気込みも強い。「予選にも参加させてもらって、不甲斐ない結果だった。いつか挽回したい、不甲斐ない結果から良い結果に持って行きたいと常に思っていたので、体現できるようにしたい」
 
 一方、プロ3年目の昨季に曽ケ端準やクォン・スンテら代表経験を持つ歴戦のライバルからポジションを獲得した沖は、冷静にこう語った。

「代表の活動はチームでの事があってのこと。自分はチームを大事にして、鹿島で結果を残すことが代表にも繋がっていると思うので、(代表に招集されたことは)非常に嬉しく思いますけど、鹿島でなかなか結果が出ていない状況なので、そこは非常に悔しく思います」

 沖は、トレーニングキャンプへの招集はあったものの、代表戦では17年のU-19日本代表として戦ったトゥーロン国際大会以来4年ぶりとなる。

「今まで自分が呼ばれていない時に、他の選手が戦ってくれたからこそ、いま自分が出られる環境を与えてもらったと思いますし、そこに対しては感謝しなければならないと思っています。代表の試合は、今回2試合あるので、自分がしっかりアピールできるように、日々の練習からしっかりアピールして、良いコンディションに持って行ければと思います」と意気込みを語った。
 

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