久保建英の投入直前に試合終了、移籍後初めて出番なし…首位アトレティコは数的優位を活かせずお得意様ヘタフェに痛恨ドロー

2021年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

定位置を争うニョムが相手を踏みつけ…

アトレティコ戦で出番なしに終わった久保。(C)Getty Images

 現地時間3月13日に行なわれたラ・リーガ第27節で、久保建英が所属する15位のヘタフェが首位のアトレティコ・マドリーとホームで対戦した。

 1-2で敗れた前節のバジャドリー戦で後半頭から出場し、二度の決定機を創出するなど違いを作り出した久保は、6試合連続のベンチスタート。定位置を争うニョムは本職の右SBで起用され、右サイドハーフにはアレニャが配された。

 2012年1月にシメオネ監督が就任して以降のアトレティコとの対戦成績は、2分け16敗、0得点・34失点と散々のヘタフェは、リトリートして4-4-2のブロックを作り、7割近くボールを保持されながらも天敵の攻撃を抑え込む。

 自分たちもなかなか攻撃の形が作れなかったが、前半アディショナルタイムには、アレニャがシュート。名手オブラクがファンブルしたボールを拾ったマクシモビッチがクロスを上げ、クチョ・エルナンデスがオーバーヘッドで狙うも枠を捉えられない。

 後半頭からサウールに代えてジョアン・フェリックスを入れて攻勢を強めたアウェーチームの攻撃を凌ぐヘタフェは、60分にパス回しから最後はエネス・ウナルが惜しいシュートを放つがオブラクに防がれる。

 ここまでは理想通りの試合運びを見せていたヘタフェにとって痛恨だったのは、69分のプレーだ。ニョムがロディの足を踏みつけたとしてレッドカードを受け、残り20分を数的不利で行なうこと余儀なくされる。

 その後は防戦一方となったヘタフェは、スアレスのシュートがポストに救われるなど、何とか猛攻を凌ぎきり、試合はスコアレスドローに終わった。早い段階からウォームアップをしていた久保だが、数的不利になったこともあり、お呼びが掛かったのは、後半のアディショナルタイム。だが、投入直前に終了のホイッスルが鳴り、移籍後11試合目で初めて出番なしに終わった。

 優勝を争うアトレティコにとっては、お得意様を相手に手痛い引き分けとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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