遠藤渓太がリーグ戦4か月ぶり先発のウニオン・ベルリンはケルンに逆転勝利!欧州カップ戦出場権獲得へ、貴重な勝点3を奪取

2021年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

PKでの失点をPKで返す

久々に先発したケルン戦で、左サイドからクロスを送る遠藤。(C) Getty Images

 現地時間3月13日に開催されたブンデスリーガ第25節で、遠藤渓太が所属する7位のウニオン・ベルリンは、ホームで14位のケルンと対戦。遠藤は初ゴールを挙げるも無念の負傷交代となったビーレフェルト戦以来、リーグ戦では4か月ぶりにスタメン出場を果たした。

 立ち上がりから鋭い出足を見せ、攻勢をかけたのはウニオン・ベルリンだ。4分にはニコ・シュロッターベックからラストパスを受けたプレメルが、ペナルティエリア内から倒れ込みながらも左足でシュートを放つが、わずかにゴール左へ外れてしまう。

 8分にも、左サイドを突破した遠藤がグラウンダーの高速クロスを供給、これにムサが合わせるも、枠を捉えることはできない。

 逆に23分には大ピンチ。左サイドからクロスを上げられ、最後はペナルティエリア内でパスを受けたエズジャンに至近距離からシュートを浴びるが、守護神ルーテがビッグセーブを見せ、なんとか難を逃れる。

 窮地を凌いだウニオン・ベルリンは28分、クルゼのCKからN・シュロッターベックがドンピシャヘッドで合わせたが、寸前のところでカッターバッハにかき出され、惜しくも先制点とはならない。

 さらに40分にもハーフウェイライン付近からの縦パスに遠藤が反応し、ビッグチャンスを迎えかけるも、相手にカットされてしまう。

 攻めあぐねて迎えた前半アディショナルタイム、クノへがペナルティエリア内で痛恨のファウル。PKからドゥダに先制点を奪われてしまう。前半は1点ビハインドで折り返す。
 
 後半開始直後の48分、ウニオン・ベルリンは相手のハンドでPKを獲得。これをクルゼがきっちり決め、同点に追いつく。

 その後、一気に勝ち越しを狙うホームチームは惜しい場面は迎えるも、最終局面で精彩を欠き、決定的なチャンスは作れない。遠藤も61分に1枚目の交代カードでイングバルトセンと交代となった。

 すると67分、左サイドからリェルソンが相手をかわして左足でクロス。これにファーサイドでフリーになっていたトリンメルがワントラップから右足を一閃。待望の勝ち越し点を奪った。オーストリア代表DFは嬉しいブンデス初ゴールとなった。

 以降も決定機を迎えながら、ダメ押し点は奪えなかったものの、失点も許さず。ウニオン・ベルリンは2-1での逆転勝利で、欧州カップ戦出場権獲得へ貴重な勝点3を手にした。

 次節は20日に長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトと敵地で激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】らしさ全開!右足で冷静に決めた遠藤のブンデス初ゴールはこちら!

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