「メトシェラ・ハセベ」長谷部誠の契約延長に、海外メディアから驚嘆の声!「彼はフランクフルトのアイコンだ」

2021年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すべてをフットボールに捧げているプロ」

1年の契約延長を発表した長谷部。今シーズンはリーグ戦20試合に出場している。 (C)Getty Images

 現地時間3月8日、ブンデスリーガのフランクフルトは今シーズン限りで切れる長谷部誠との契約を2022年6月末まで延長したと発表した。

 1月に37歳の誕生日を迎えた長谷部は、これまで20試合に出場、1695分の出場時間を記録し、第一線で活躍し続けている。昨シーズンはリベロとして、そして今シーズンはボランチとして健在をアピールし、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内である4位と好調を維持するチームにとって、欠かせない一員となっている。

 契約更新にあたり、フランクフルトのフレディ・ボビッチSDは「マコトは絵に描いたようなプロ。すべてをフットボールに捧げており、来シーズンもチームのために働いてくれる確信がある」と惜しみない賛辞を送っている。また、長谷部自身も「あと1年、ドイツでプレーできることがうれしい」と喜びを滲ませ、現地ファンからも喜びの声が多数上がった。
 
 ブンデス最年長プレーヤーという称号こそ、1月にアヤックスからシャルケに復帰したクラース=ヤン・フンテラール(83年8月生まれ)に譲ったものの、この年齢で活躍し続けるプレーヤーの存在は驚異的なようだ。

 ドイツ専門誌『kicker』は、「『メトシェラ:長谷部』はフランクフルトでもう1シーズンプレーする」と、聖書に登場する、969歳まで生きたとされる伝説的な人物になぞらえ、日本人プレーヤーの息の長さに驚嘆している。

 また、仏有名紙『L'Equipe』は「37歳の日本人MFがフランクフルトと1年契約を延長した。今や彼はフランクフルトの象徴的な存在、アイコンだ」と称賛。イタリア・メディア『calciomercato.com』も「フランクフルトがハセベとの契約延長を正式に発表。来年の夏まで彼はドイツでプレーすることになる」と伝えた。ベルギー全国紙『Het Laatste Nieuws』もこの一報を速報で伝え、「ベテランで37歳の長谷部はドイツで偉大な記録を残している。331試合に出場し、そのうち228試合がフランクフルトで出場を叶えた。しかも、今もなお同じ場所で大活躍している日本人だ」と驚きを隠せない様子だ。

 ブンデスリーガも残り10試合。フランクフルトの悲願であるCL出場権を獲得するためには上位陣との熾烈な争いを勝ち抜かなければならない。次節、RBライプツィヒとのアウェー戦でも先発を予想されているベテラン戦士は、どんな戦いぶりを見せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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