【横浜】ついにベールを脱いだ新戦力エウベル。デビュー戦で示したポテンシャルとは?

2021年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「攻撃をサポートできたかなと思います」

広島戦で途中出場から待望のJデビューを飾った今季新加入のエウベル。チャンスメイクもフィニッシュもこなす楽しみなアタッカーだ。(C)SOCCER DIGEST

 上々のデビュー戦だった。ホームに広島を迎えた一戦で、今季横浜に新加入のエウベルは81分に途中出場。限られたプレータイムのなか、左ウイングに入ったブラジリアンはそのポテンシャルを示した。

 推進力あるドリブルでボールを前に持ち運び、攻撃に勢いをもたらす。86分には左サイドからのクロスに飛び込み、惜しいヘディングシュートを放った。自身も「何度かプレーに絡んで、攻撃をサポートできたかなと思います」と振り返る。

 及第点のプレーを見せられた理由について、エウベルは次のように話す。

「公式戦は初めてだったけど、キャンプからずっとこのメンバーと一緒にやっているので、戦術だったり、選手の特長を理解できている。だから上手く試合に入れました」

 この試合をチェックしていた元日本代表の10番、岩本輝雄氏も好印象を抱いたようだ。

「途中出場したあの時間帯は、ゲームは攻守に早い展開だったから難しかったと思う。それでも、惜しいシーンはあったし、つなぎも問題なかった。片鱗は見せたんじゃないかな。慣れてくれば活躍しそうだよね」

 開幕前の怪我で出遅れたが、ようやくピッチに立つことができた。コンディション面でも不安はなく、「今後はもっと出場時間を伸ばしたい」と意気込む。
 広島戦から中2日でアウェーの福岡戦が控える。先発も期待されるが、「一番大事なのは勝つこと、勝点3を取ること。そのために僕は90分出ようが、途中出場だろうと、チームに貢献できる働きをしたい」と語る。

 スタメンはもちろん、来日初ゴールも期待したい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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