シティの公式戦連勝記録が「21」でついにストップ!ユナイテッドが2発快勝で、熱戦のダービーを制す

2021年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始2分にいきなり先制ゴール

PKで先制ゴールを奪って喜ぶB・フェルナンデス(右)。(C)Getty Images

 現地時間3月7日、プレミアリーグ第27節が開催。エティハド・スタジアムでは公式戦21連勝中で首位を走るマンチェスター・シティが、勝点14差で追う3位のマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎える、注目のマンチェスター・ダービーが行なわれた。

 試合は開始わずか2分、アウェーのユナイテッドがいきなり動かす。敵陣中央でボールを奪うと、最後はペナルティエリア内に侵入したマルシアルがガブリエウ・ジェズスに倒されPKを獲得。これをキッカーのブルーノ・フェルナンデスがきっちり決め、幸先よく先制点を奪った。公式戦3試合連続でスコアレスドローが続いていたユナイテッドは、4試合ぶりの得点になった。

 リードを奪われたシティは9分、ペナルティエリアの外でボールを受けたチーム得点王のギュンドアンが思い切りよく右足を振り抜くが、上手くミートしきれず、相手守護神ヘンダーソンに難なくキャッチされてしまう。

 その後はホームチームが押し込む状態が続き、マハレズやデ・ブルイネらがチャンスを迎えるも、相手ディフェンスのブロックに遭い、得点には繋がらない。

 38分には、ペナルティエリア手前でボールを持ったギュンドアンがするするとエリア内に侵入して絶好機を迎えたが、右足のシュートはミートできず、力なくGKヘンダーソンの正面に飛んでしまう。

 さらに43分にもゴール前正面の好位置でFKを獲得し、デ・ブルイネが縦回転気味の鋭い一撃で相手ゴールを襲うも、これもヘンダーソンに阻まれる。

 前半は1-0で、アウェーチームがリードして終える。
 
 迎えた後半もゲームはシティペースで進む。48分にはG・ジェズスの落としをペナルティエリア中央で受けたロドリがシュートを放つが、惜しくも右ポストに嫌われる。

 すると直後の50分、ユナイテッドが後半最初のチャンスを生かし、貴重な追加点を奪取。ラッシュフォードからのラストパスをペナルティエリア内で受けたショーが、絶妙なコントロールシュートでゴール右に流し込んだ。

 反撃に出たいシティだが、2点のリードで余裕ができた"赤い壁"を最終局面で破れず、焦らされる展開が続く。状況を打開するため、65分に1枚目の交代カードでウォーカーをピッチに送り込む。

 しかし、69分にユナイテッドが3点目を奪うチャンス。マクトミネイが倒れ込みながら出したパスをエリア内で受けたマルシアルがGKと1対1になるが、やや詰まりながらのシュートは相手GKエデルソンの好守に阻まれる。

 一方、79分にはシティがビッグチャンス。右サイドからウォーカーが上げた高速クロスに、スターリングが飛び込むがわずかに合わず、モノにすることができない。

 試合は結局、このまま2-0で終了。ユナイテッドは公式戦4試合ぶり勝利を収め、残りリーグ戦10試合で勝点差を11に縮めた。一方のシティは12月19日のサウサンプトン戦から続いていた公式戦の連勝記録が「21」でついにストップした。

 次戦はシティが10日に前倒しで行なわれるプレミアリーグ第33節で南野拓実を擁するサウサンプトンと、ユナイテッドが11日にヨーロッパリーグのラウンド・オブ16第1レグでミランと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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