「エンドウは2部の頃から注目していた」長谷部&鎌田VS遠藤航の日本人対決を前に、両軍指揮官がキープレーヤーに言及「カマダを自由にさせない」

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「素晴らしいシーズンを過ごしている」

先発予想されている(左から)長谷部、鎌田、遠藤航。中盤での攻防には注目が集まりそうだ。 (C)Getty Images

 現地時間3月6日に行なわれるブンデスリーガ第24節で、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、ホームに遠藤航を擁するシュツットガルトを迎える。

 前節はブレーメンに敗れて連勝がストップし、無敗記録が11試合で途切れたフランクフルトのアディ・ヒュッター監督は、試合前の記者会見で「シュツットガルトは昇格組として素晴らしいシーズンを送っている」と語った。

「魅力的で刺激的なサッカーをしている。常に素早く攻守を切り替えるチームで、前半戦で対戦したときに肌で感じた。とても面白いチームで、攻守に優れている。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督のチームが大好きだ。彼らの試合では常に何かが起こる。お互いに攻撃を重視したプレーをするので、オープンでスピーディーな展開になるかもしれない。我々は勝利を目指すよ」

 そして、「昨シーズンは無名な選手が多かったが、ブンデスの資産となる存在になっている」と各プレーヤーについても触れた。

「例えば、ボルナ・ソサはシーズン当初は多くの批判を受けていたが、今は驚くべき成長を遂げている。いいクロスを上げるし、運動量も豊富だ。サーシャ・カライジッチはオーストリアで私が指導していたひとりだ。ボックス内でとてもいいプレーをするし、身長も高いので危険な存在だ。それと、2部の頃から、サイラス・ワマンギトゥカと遠藤航には良いプレーヤーだと注目していた」
 
 その遠藤は、前節シャルケ戦で2ゴール・2アシストという活躍で5-1の大勝の原動力となり、各独メディアのベスト11にこぞって選出。マタラッツォ監督は「素晴らしいプレーだった」と称えている。

「ただ、あの勝利はモチベーションにはなったが、我々が試合に取り組む姿勢は変わらない。フランクフルトはパワーがあり、プレスが早く、非常に勇気のある姿勢で、変化に富んだプレーをする。彼らの攻撃は、最大の防御だ。アンドレ・シウバ、フィリップ・コスティッチ、鎌田大地を自由にさせないために、迅速なアクションが必要とされるだろう」

 現地紙では、長谷部と鎌田、遠藤はそれぞれスタメンと予想されている。好調の2チームの対決を、ブンデスリーガ公式は「あらゆる意味で拮抗した好ゲームになるだろう。今シーズンでホームで無敗のフランクフルトに土がつく一戦となるのか」と綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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