終了間際のFKでドローに持ち込む! 清水と福岡の一戦は勝点1を分け合う結果に

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

E・サロモンソンが値千金のFK弾

粘り強くドローに追いついた福岡。5年ぶりのJ1で久々の“勝点1”を掴んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは3月6日、第2節の8試合を開催。IAIスタジアム日本平では、清水エスパルスとアビスパ福岡の一戦が行なわれ、2-2のドロー決着となった。

 テンポ良くパスを回し、両ワイドを使って攻撃を仕掛けるホームの清水に対し、アウェーの福岡は粘り強く守り、奪ったボールを大事につなぎながらチャンスを伺う。

 先にスコアボードを動かしたのは清水。12分、右サイドの中山克広がサイドチェンジ。受けたカルリーニョス・ジュニオは、中村慶太とのパス交換から狙いすましたシュートでネットを揺らした。

 清水はさらに28分、中村のクロスに後藤優介がヘッドで合わせる。これは惜しくも枠を外れたが、良い流れでゲームを進めていく。相手ボールになれば組織的な守備ブロックで不用意にスペースを与えず、球際でも厳しく勝負し、福岡の反撃を撥ね返していく。

 清水の1点リードで迎えた後半、立ち上がりにビッグチャンスを掴んだのは福岡。ゴールに向かってほぼ正面、至近距離でのFK。キッカーのエミル・サロモンソンが放ったシュートは相手の壁に当たり、ゴールはならなかった。

 しかし、61分の絶好機を福岡はモノにしてみせる。E・サロモンソンのクロスを逆サイドで受けた山岸祐也が右足を振り抜き、同点弾をゲットした。
 
 同点に追いつかれた清水は、すぐさま反撃を開始。そして65分、相手GKがファンブルしたボールに素早く反応した中山が左足で強烈なシュートを叩き込み、再びリードを広げる。

 その後も一進一退の攻防が続き、アディショナルタイムに突入。このまま試合終了かと思われたが、福岡が意地を見せる。FKのチャンスに、今度はE・サロモンソンがきっちりと決めてみせる。

 試合はそのまま2-2でタイムアップ。清水と福岡の一戦は勝点1を分け合う結果となった。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
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