総額364億円の出費! 衝撃逮捕のバルトメウ元会長時代に獲得した選手の「ワースト11」をスペイン・メディアが選出

2021年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

トータルでは10億3200万ユーロの支出

『Mi Otra Liga』が選んだバルトメウ会長時代の「ワーストイレブン」

 3月1日、スペイン紙『MARCA』など複数のメディアが、元バルセロナ会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏が逮捕されたことが報じられた。『I3 Ventures SL』という企業を使い、SNSを通じて、ライバルとなる会長候補をはじめ、リオネル・メッシやジェラール・ピケらの評判を落とすような操作をしていた、いわゆる「バルサゲート事件」への関与が疑われている。

 エースのメッシから名指しで指弾されるなど、クラブ内外から非難を受け、昨年10月に会長の職を辞したバルトメウがソシオやメディアからたびたび指摘されていたのが、数々の補強の失敗だ。

 3月2日、現地メディア『Mi Otra Liga』 は、「バルトメウの最悪の11人。10億3200万ユーロの契約」と題して、バルトメウが計10億3200万ユーロ(1290億円)を投資して在任中に獲得した選手の中で、「ワーストイレブン」を作成している。

【動画】衝撃の発言!公然とバルトメウを批判するメッシ
 
 GKはネト(獲得した際の移籍金2600万ユーロ。以下同)とヤスパー・シレッセン(現バレンシア/1300万ユーロ)を挙げているが、最終的には後者を選んでいる。

 最終ラインは、左SBがリュカ・ディーニュ(現エバートン/1650万ユーロ)で右SBがネウソン・セメド(現ウォルバーハンプトン/3570万ユーロ)で、CBはジェリー・ミナ(現エバートン/1180万ユーロ)とジェイソン・ムリージョ(現セルタ/120万ユーロ)のコロンビア代表コンビとなった。

 続いて中盤は、パウリーニョ(現・広州恒大/4000万ユーロ)、アンドレ・ゴメス(現エバートン/3700万ユーロ)、アルトゥール(現ユベントス/3100万ユーロ)、アルダ・トゥラン(現ガラタサライ/3400万ユーロ)の4枚をピックアップしている。

 前線は、「フィリッペ・コウチーニョ(1億4500万ユーロ)、ウスマンヌ・デンベレ(1億3000万)、アントワーヌ・グリエーズマン(1億2000万)もコストがかかったと話題になる可能性があるが…」と前置きしたうえで、「パコ・アルカセル(現ビジャレアル/3000万ユーロ)とマウコム(現ゼニト/4100万ユーロ)が真の失敗だ」としている。

 この11人の投資額の合計は、2億9120万ユーロ(約364億円)。セメド、パウリーニョ、アルトゥール以外はほとんど戦力にならなかったことを考えると、返す返すも痛い出費だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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