【湘南】2種登録の17歳・FW原直生がルヴァン杯浦和戦でスタメンデビュー! 決定的な仕事を「突き詰めたい」

2021年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

51分には鋭いシュートを放つ

「最初は緊張があった」と語る原だが、シュートも記録し、浦和ゴールに迫った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[ルヴァン杯グループC第1戦]湘南0-0浦和/3月2日/レモンガススタジアム平塚

 Jリーグは3月2日、ルヴァンカップの2試合を開催。レモンガススタジアム平塚で行なわれた湘南ベルマーレと浦和レッズの一戦は0-0の引き分けに終わった。

 湘南は週末に行なわれたJ1リーグ開幕節のサガン鳥栖戦から全選手を入れ替え、2トップには大卒ルーキーのFW平松昇と、2種登録の17歳・FW原直生を起用した。

 試合は立ち上がりにペースを掴んだ湘南だったが、浦和のGK鈴木彩艶が立ちはだかる。19分のDF池田昌生の強烈なミドルシュートや、27分の平松のゴール右隅を狙ったFKも鋭い反応で掻き出されると、次第に相手ペースに。

 両チームとも交代枠5人を使い切り膠着した試合の打開を試みるが、ゴールが遠く、85分に放ったオリベイラのヘディングもGK鈴木がセーブし、スコアレスのまま試合終了を迎えた。
 
 試合後のフラッシュインタビューに応じた湘南の浮嶋敏監督は「浦和は予想通り、ショートパスを中心に繋いでくるスタイルだった」とし、「攻守にアグレッシブに戦えたものの、セットプレーを含めて、最後のところが…」と昨季にリーグワースト(29得点)となってしまった得点力不足を嘆いた。

 無得点に終わったが、2種登録ながらスタメンの座を獲得した原は開始直後にドリブルで仕掛けると、51分には鋭いシュートを放つなど公式戦デビューとは思えない溌剌としたプレーを披露した。

 期待の17歳は、試合後に「最初は緊張があったんですけど、周りのスタッフやコーチが声をかけてくれて、落ち着くことが出来ました」「自分は得点やアシストが求められると思うので、そこを突き詰めていきたいと思います」と今後の飛躍を誓った。

 今シーズンが始まってまだ得点を奪えていない湘南。2021年の初ゴールを決めるのは果たして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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