「ピリつくような…」鹿島・荒木遼太郎が語る、開幕黒星がもたらしたチームの変化

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

狙うはルヴァン杯初得点

荒木が清水戦で敗戦した後のチームの変化を明かした。(C)KASHIMA ANTLERS

「終わったことはしょうがないので次に切り替えていく」

 清水エスパルスに1-3の逆転負けを喫した開幕戦。この試合で先制ゴールを挙げた鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎は、すでに次の試合を見据えていた。

 2月27日、シーズン初戦で清水をホームに迎えた鹿島は、立ち上がりから積極的にプレスをかけてボールを奪い相手を押し込むも、なかなか得点に結びつかず苦しい時間が続いた。それでも75分、左CKからエヴェラウドがヘディングシュートを放つと、そのこぼれ球に反応した荒木が押し込み待望の先制点を挙げた。

 しかしこの得点から3分後に同点ゴールを決められると、83分、88分にも立て続けに失点し、1-3の逆転負け。先制点を決めた荒木は、「点を決めた後だからこそ、もう一段階ギアを上げて、もっとみんなで声を掛け合いながら引き締めるべきだった」と唇を噛む。
 
 Jリーグ史上最も多いタイトルを持つ常勝軍団にとって屈辱的な敗戦。後日実施した練習では、選手、スタッフからもその並々ならぬ悔しさを肌で感じたという。

「試合に負けたあとの練習では、みんながピリつくような感じじゃないですけど、切り替えて激しくやれている。みんなで声を出して、敗戦を引きずらないように、むしろ次の試合は快勝するぐらいの強い気持ちで取り組んでいます」

 次戦は3月3日、ルヴァンカップのグループステージでサガン鳥栖と対戦する。「次の鳥栖戦が大事」だと強調する荒木は、「やっぱり自分の結果も大事ですが、チームを勝たせられる選手になりたいので、チームのために戦って、チームのために走って得点したいと思っています」と勝利のため、自身初となるカップ戦でのゴールを誓う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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