U-24日本代表が3月に“最高の相手”アルゼンチンと対戦!海外組招集は「交渉していきたい」

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

26日と29日に2試合実施

五輪本番で指揮を執る森保監督。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会(JFA)は3月1日、U-24日本代表が東京五輪に向けた強化の一環として、3月にU-24アルゼンチン代表と対戦することを発表した。

 実施するのは2試合で、26日(東京・味の素スタジアム)と29日(福岡・ミクニワールドスタジアム北九州)に行なう。キックオフ時間は未定だが、ナイトゲームで調整中としている。

 対戦相手のアルゼンチンは東京五輪の出場も決めている強豪。過去には2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪と連覇も果たしており、今回の南米予選でもブラジルやウルグアイを抑え、1位で突破している。対戦は2017年12月のチーム立ち上げ以降初となる。

 今回のマッチメイクの意図に関して、反町康治JFA技術委員長は同日に実施されたオンライン会見で以下のように説明している。

「アルゼンチンは本大会でも力を発揮できる素晴らしいチームで、伝統もある。そうしたチームとガチンコで勝負できることは本当に嬉しく思っている。そして対戦することによって、我々の現在地を知ることもでき、今後の強化の方針も少しずつ変えていく必要も出てくる。この2試合は、もちろん目前の本大会に向けてと、今後の日本代表の強化のためにも非常にプラスになる最高の相手だと思っている」

 気になる海外組の招集については、可能性を模索していく姿勢を明かした。
 
「そのときの所属チーム、州、県、市、国によってそれぞれ対応が違ってくると思う。ただし、我々としてはこうした滅多にない機会に、出来るだけ五輪に向かってのベストチームを作っていきたいというのは間違いないので、クラブも含めて交渉していきたい」

 また、観客の有無には「政府の方針に従う」としながらも、有観客の実現に意欲を示している。

「Jリーグがお客さんを入れてやっている状況であれば、我々も同様の形でやるようにはしたいと思っている。その際は当然、我々なりの対策をして、万全の状態でやりたい。アルゼンチンを見たいと思う方々も多いと思うので、そういうニーズにも応えられればいちばんいいかなと思う」

 五輪本番を前に、これ以上ない力試しの場となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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