「日本とどう競えばいいんだ?」“伏兵”遠藤航の2G2Aに中国メディアが驚愕!「我々のエースはスペイン2部で…」

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「典型的なブルーカラーの選手」の大爆発に…

シャルケ戦で4ゴールに絡む圧巻の活躍を披露した遠藤。(C)Getty Images

 躍動した日本人MFにアジアのメディアも注視しているようだ。

 2月28日、中国のスポーツメディア『捜狐体育』は、前日に行なわれたブンデスリーガ第23節のシャルケ戦で、2ゴール・2アシストと大暴れし、シュツットガルトの5発大勝の立役者となった遠藤航の活躍を伝えた。

 記事は、「中国代表と日本や韓国との差はどのくらいあるのか? 代表レベルでは、日本との試合は長い間行なわれていないが、海外組を見れば、その差は明らかだ。今週は新たな日本人プレーヤーが夢中にさせた」と綴り、中国では有名とはいえないボランチのキャリアを紹介している。

「中国スーパーリーグとACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に精通しているファンは、この選手を詳しく知っているかもしれない。早く海外に出た多くの日本人選手とは異なり、エンドウは2018年まで浦和レッズでプレーし、17年にACLで優勝した後、18-19シーズンにベルギーのシント=トロイデンという、あまり有名ではないチームで(海外挑戦を)スタートさせた」

 そして、ベルギーで実力を発揮し、19-20シーズンにシュツットガルトに渡ったMFについて、「28歳のエンドウはタレント性のある選手ではなく、守備が得意で、ブンデスリーガの典型的なブルーカラーの選手だ」としつつ、その"労働者タイプ"が4ゴールに絡んだことに驚愕している。

「シャルケとのゲームで、エンドウはCKから2ゴールを挙げただけでなく、2アシストをマークして、4ゴールを創出。最終スコアは5-1の勝利だった。さらに、6つのクリアという仕事もこなしている」

【動画】中国メディアも脱帽! 遠藤航がCKから決めた圧巻の2ゴールはこちら
 
 さらに、エスパニョールで控えに甘んじている中国代表のエース、ウー・レイを引き合いに出し、日本や韓国の海外組との格差を嘆いている。

「2021年に入り、ヨーロッパの日本と韓国の選手は、爆発的に輝いている一方、我々はウー・レイがスペイン2部でプレータイムを得るのを願っているだけだ。海外組という観点から考えると、中国と日本や韓国の選手の間には、大きな差がある。両国のようなアジアのトップチームとどのように競えばいいのか? ワールドカップ? 難しすぎる。中国のサッカーはもっと現実を見なければならない」

 目立つ存在ではなかった遠藤がブンデスリーガの舞台で鮮烈な活躍をしたことで、日本の層の厚さを見せつけられ、中国メディアが受けた衝撃は小さくなかったようだ、

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】絶妙な縦パスが光る!遠藤航マークした2アシスト

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