「世界最高レベルの選手のひとり」遠藤航の活躍をシュッツットガルト指揮官と“引き抜いた”敏腕SDが絶賛!

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これからもっと危険な選手になる」

ゴールを決めた後、駆け寄ってきた遠藤を笑顔で迎えていたマタラッツォ監督。試合後も背番号3をねぎらった。 (C)Getty Images

 現地時間2月27日に行なわれたブンデスリーガ第23節で、シュツットガルトに所属する遠藤航は2ゴール・2アシストを記録する圧巻の活躍で、5-1の大勝に貢献。現地メディアでも絶賛の声が相次いでいる。

 現地局『Sudwestrundfunk』もそのひとつだ。「遠藤航は、ドイツのトップの舞台で2ゴール・2アシストという偉業を達成し、ブンデスリーガにその名を刻んだ」と伝え、シュツットガルトを率いるペッレグリーノ・マタラッツォ監督も賛辞を贈ったと伝えている。

「指揮官は試合後のインタビューで、『我々は特別なことはしていない。全員で毎週、基礎トレーニングを繰り返している。もちろん彼もそうだ。だから、決して今日のゴールは偶然の産物ではなく、努力の賜物だ』とコメント。そして進化を続ける遠藤について、『彼はシーズン終盤に向けて、今よりもっと対戦相手にとって"危険な存在"になろうと決意しているんだよ』と特別な言葉を送った」
 
 また、遠藤をベルギー1部のシント=トロイデンからシュツットガルトに引き抜いた人物であり、かつて香川真司などを見出した敏腕SDのスベン・ミスリンタートも、激賞したという。

「ワタルは世界最高レベルの選手のひとりだと思うし、常にプレーに意欲的だ。彼がいずれ限界を迎えて日本に戻るまでプレーを続けてくれるなら、私はこれ以上ない満足感が得られると思う。繰り返しになるが、彼は頼り甲斐のあるボディーガードであり、オレル・マンガラとともに、チームの"心臓"なんだ」

 ちなみに同局は、遠藤が応じたインタビューの一部を、このように伝えている。

「遠藤は今日、長男を失望させずに済んだ。試合の前に、彼はいつも『お父さん、今日はゴールを決めて』と言うそうだ。だが、28歳の父親は『でも僕はストライカーじゃないので、努力はしているが、たいていはうまくいかない』と笑顔を浮かべた。今日は、息子の期待に応えられたといううれしさを、隠しきれていなかった」

 遠藤は昨年11月、2022年6月までだった契約を2024年夏まで延長した。「信頼と称賛を一身に集める、"ミスター・信頼"」(『Sudwestrundfunk』)の今後の活躍に、現地メディアも熱い視線を注いでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

 

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