【相模原】格上京都に0-2の敗戦。J2初陣で「できたこと」と「できなかったこと」

2021年02月28日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「良い形で奪って、良い形で2トップにボールが入れば」

京都との開幕戦は0-2の敗戦。三浦監督(左から2番目)は悔しさを滲ませる一方で、「悲観的になってもはじまらない」と前を向く。写真:田中研治

 J2初参戦のSC相模原はホームで迎えた開幕戦で京都サンガF.Cと対戦し、0-2のスコアで敗れた。

"初陣"で勝点を手にすることができず、三浦文丈監督も悔しさを滲ませる一方で、「くよくよしたり、悲観的になってもはじまらない」と前を向く。そして「できたことは続ける。できなかったこと、積み上げが必要なところは修正していく」と気合いを入れ直す。

 では、優勝候補の京都とのゲームで確認された「できたこと」と「できなかったこと」とは何か。

 試合では、スコアレスで迎えた82分にCKからヨルディ・バイスにヘディングシュートを決められ、その3分後には三沢直人のミドルで2点目を奪われた。

 守勢に回る時間帯は長かったものの、先制を許すまでは粘り強く守りながら、相手ゴールに迫るシーンも作れていた。三浦監督もその点はポジティブに受け止めている。

「しっかりと(守備を)セットしたなかで、良い形で奪って、良い形で2トップにボールが入れば、十分にゴールを脅かすことはできていた。あとは精度だったり、(2トップに他の選手が)どう関わっていくかを積み上げていきたい」

 課題として浮き彫りになったのは、セットプレーだ。先述したとおり、1失点目はCKから喫している。「プレシーズンの練習試合でも、(セットプレーで)連続で失点している」ことに加え、京都戦でも警戒したうえでゴールを許しているだけに、早急に修正が必要だ。
 
 セットプレーに関しては守備時だけでなく、攻撃時のそれも指揮官は重要視している

「そこのところは間違いなく、1年を通して攻守のポイントになってくると思う。トレーニングの中で、もっともっと厳しく、アラートに促していきたい」

 目標に掲げる「勝点50」を達成し、残留を成し遂げるために、今回の京都戦の経験を糧に、チームとしてさらに成長していきたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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