「160億円を支払う準備がある」ハーランド争奪戦はチェルシーが有力候補に!?「オーナーがトゥヘル監督の要求を受け入れた」

2021年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ドルトムントが今夏売却を考慮し始めた」と独紙が報じる

移籍の噂が絶えない20歳の怪物ハーランド。今夏に新天地を求めるのだろうか。(C)Getty Images

 ドルトムントに所属する20歳FWアーリング・ハーランドの獲得へ、また新たなメガクラブが本腰を入れるようだ。

 ドイツ紙『BILD』は現地時間2月26日、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が、「今夏のハーランド獲得に向けて大金をつぎ込むことを許可した」と伝えた。1月に就任したばかりのトーマス・トゥヘル監督が獲得を熱望し、アブラビッチ氏もその要求に対してGOサインを出したという。

 ハーランドの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は数日前、英公共放送『BBC』の取材に応じ、「彼の移籍先になり得るのは10クラブしかない。そのうちの4つはイングランドだ」とコメント。同紙によれば、リバプール、マンチェスターの2クラブ、そしてチェルシーを指す発言だったとしている。

 しかし、一方で獲得にかかる費用は「決して安くない」とも指摘。ハーランドには2022年夏に有効になる1億ユーロ(約125億円)以上の放出条項があるが、ドルトムントは、今夏の流出は避けたいと考えているという。
 
 だが、ドルトムントは現在リーグ6位に沈んでいる。来季のチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を逃した場合は、引き留められないと諦めているとのこと。

 同紙によれば、今夏に売却する場合は、9000万ユーロ(約117億円)が相場となるが、ドルトムントは2017年にウスマンヌ・デンベレをバルセロナへ売却した際のクラブ最高額(1億3000万ユーロ=約162億5000万円)を上回る価格につり上げる可能性もあるという。

 こうした要求に対して、チェルシー側は「求められた満額を支払う準備がある」とされている。

 ハーランドは今シーズン、公式戦27ゴール・7アシストという驚異的な数字を残している。6月に21歳になる"怪物"の移籍が成立した場合は、その金額も規格外となるのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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