柳下体制5年目のツエーゲン金沢、ディフェンス力強化で目指すは一桁順位。開幕戦はV・ファーレン長崎と激突!

2021年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

1か月以上にわたるキャンプを実施。真価の問われる開幕戦

金沢で4年目となる藤村は指揮官の戦術を熟知するボランチ。(C)ツエーゲン金沢

 2月26日の川崎フロンターレvs横浜F・マリノスで開幕したJ1リーグ。翌27日はJ2リーグが開幕。昨シーズン18位に終わったツエーゲン金沢は、今シーズン11名の新戦力が加わり、J2ではクラブ史上初となる「一桁順位」を狙う。シーズン開幕を前に、監督とキーマンの2人に話を聞いた。

 昨年12月、監督継続が発表された際、柳下正明監督は、「昇格2チーム、降格4チームと厳しい闘いになるので、覚悟を持って指導していきます」と語ったが、キャンプを終えて、「いい状態で開幕を迎えられる。昨年より、守備のアプローチがポイントになる」と、アグレッシブでソリッドな守備が強化された。

 就任5年目となる指揮官の戦術を熟知するボランチの藤村慶太は、攻守のバランスを取り、チームに安定をもたらす。「チームとしてやりたことがはっきりできたキャンプだったし、とても良いキャンプになったと思います。4チーム降格という厳しいシーズンになりますが、1試合1試合しっかり目の前の相手と闘って、最後まであきらめずにプレーします」と話す。

 また、ガンバ大阪から移籍した松田陸は、「1対1で絶対に負けないこと、サイドバックで出場した際には結果にもこだわりたいので、アシストやゴールをどんどん狙っていきたいと思います」とディフェンスからのスピーディな攻撃も担う。

 ツエーゲン金沢は、昨シーズンは3位で昇格を逃したV・ファーレン長崎を相手にアウェーで開幕を迎える。昨季1分け1敗と分の悪い相手だが、J1昇格を目指すチームを相手に、1か月以上にわたるキャンプで培ってきた真価の問われる開幕戦となる。
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