「“巨人”が襲い掛かった」原口元気と同僚のギニア代表DFがあわや乱闘騒ぎ! 練習場で起きた衝突に現地騒然

2021年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブは「もう解決した案件」と公表

乱闘寸前になったというファレット(左)と原口(右)。(C)Getty Images

 現地時間2月24日、日本代表MF原口元気とDF室屋成が所属するドイツ2部のハノーファーで、原口を含む選手同士のトラブルが起こったようだ。

 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』ドイツ版や現地紙『BILD』によれば、この日のトレーニング中に、ギニア代表DFシモン・ファレットと原口が接触プレーを機に口論に発展。原因は、侮蔑的な言動があったのではないかと指摘されている。

 だが、騒ぎは口論では収まらず、先にファレットが原口をフィールドに突き飛ばし、今にも殴り掛からんという勢いで詰め寄ったという。だが、複数の同僚やコーチが間に入り、ケナン・コチャク監督もファレットをなだめたようだ。

 一度は場が鎮まったものの、怒りは収まらなかったようで、ファレットは再び原口に詰め寄ったという。さらには、周囲にいたスタッフに頭突きしそうになったり、制止する仲間の喉を腕で押さえつけたりした模様。その様子を見て、コチャク監督がチームの輪から外れるように言い渡し、ランニングを命じたようだ。
 
 その後は、「彼以外のチームメイトたちはトレーニングを再開。ファレットはひとりでランニングをこなし、20分後にクラブハウスに引き上げていった」という(現地メディア『SPORTBUZZER』)。

 この事件について、25日未明にハノーファーが声明を発表し、「トラブルはあったが、練習後にふたりは握手をかわし、和解した」と説明した。ゲルハルト・ツーバーSDは「トレーニング中にヒートアップするのは当たり前。かといって、今日のようなことを再びシモンが起こすことは許されないし、受け入れられない。ただ、彼は自分が過剰反応をしてしまったと認識している」とコメントしている。

 ちなみに、ファレットには何かしらの処分が下される見込みのようだ。罰金か、もしくは一定期間の謹慎が言い渡される可能性もあるとのこと。

 先週のデュッセルドルフ戦では数的有利となりながらも勝星を落とすなど、低調が懸念されているハノーファー。加えて今回の内紛トラブルとあり、現地では「ファレットのボクシング・デイ」(『kicker』誌)、「"巨人"が襲い掛かったのはなんとチームメイトだった」(『BILD』)などと、驚きをもって報じられている。

 ハノーファーは27日、第23節グロイター・フュルト戦を、控えている。果たしてチームは団結し、勝利を目指すことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】現場は騒然! ファレットが同僚やコーチに抑え込まれている決定的瞬間

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