「才能のあるクボが犠牲になった」極端な守備的戦術に苦しむ久保建英の現状にスペイン紙も嘆き「幸せは一週間で終わった」

2021年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スタイルを変更するためにサインした2人の才能のある選手が…」

出場時間を求めて移籍したヘタフェで、序列が低下した久保。(C)Getty Images

 ここ3試合はベンチスターと、苦境に立たされているのが久保建英だ。ビジャレアルから籍を移したヘタフェでのデビューとなったエルチェ戦で2点に絡むなど、最初の2試合でいきなり連勝をもたらした。

 だが、その後はチーム全体が攻守に精彩を欠くなかで、存在感が低下。フィジカルや守備面の弱さを指摘する声も少なくない。

 そんななか、スペイン紙『AS』は、「彼が興奮させたプランBの痕跡はない」と題した記事を掲載。久保とカルレス・アレニャ(←バルセロナ)の新戦力2人を軸に攻撃型にシフトしようとした試みは頓挫したと伝えた。

「アレニャと久保の獲得により、ヘタフェのファンの生活は一週間幸せになった。だが、わずか1か月後、彼らはバックアッパーとなり、ヘタフェはこれまで以上に守備的だ」

【動画】現地メディアが称賛!スペイン代表FWを翻弄した久保建英の超絶テクニックはこちら(2分~)
 
 記事は、最初の2試合で「議論の余地のない」パフォーマンスをしたこの両MFが称賛されたが、一時的なものだったと指摘。1-5で敗れたアスレティック・ビルバオ戦から徐々に、守備的な従来の戦術に戻るようになったとし、「チームのスタイルを変更するためにサインされた2人の才能のある選手が、最初の犠牲者になった」と嘆いている。

 ビジャレアルの時と同様に厳しい状況に陥っている久保。次節、2月27日に開催されるバレンシア戦ではどれほど出番が与えられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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