ペップ・シティは止まらない! 2つのアウェイゴールを奪取してボルシアMGに圧勝。4季連続8強に前進【CL】

2021年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

圧倒して公式戦19連勝

矢継ぎ早の仕掛けで、マンチェスター・CはボルシアMG守備陣を翻弄した。 (C) Getty Images

 現地時間2月24日にチャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16の第1レグがハンガリーのブタペストで開催され、ドイツのボルシアMGとイングランドのマンチェスター・シティが対戦した。

 新型コロナウイルスの感染拡大による渡航制限のために中立地開催となった一戦は、立ち上がりから地力に勝るマンチェスター・Cが主導権を握る。慎重な入りを見せるボルシアMGを押し込むと、積極果敢に敵エリアへと仕掛けていった。

 一方的に攻め込みながら、ボルシアMG守備陣の綻びを見出せない時間が続いたマンチェスター・Cは、28分にようやくビッグチャンスを迎える。左サイドを攻め上がってカットイン気味にボールを持ちだしてから絶妙なアーリークロスを供給。これをファーサイドで待っていたB・シウバがヘディングでねじ込んだ。

 先手を取って、なおも攻勢を強めたマンチェスター・C。ボルシアMGに一切の反撃の余地を与えない完璧な試合運びで1点のリードを保って前半を終えた。
 
 迎えた後半も前半と同様に主導権はアウェイチームが握る。ポゼッションこそ反撃に出るホームチームに譲ったものの、最前線からのプレッシングで押し込み、自陣のファイナルサードにすらボールを運ばせない。

 効果的な攻撃を繰り出してボルシアMGの反撃を封じ込めたマンチェスター・Cは、63分に追加点をもぎ取る。左サイドを攻め上がったカンセロが再びクロスをファーサイドへ供給。これをB・シウバがヘッドで中央に折り返すと、G・ジェズスが豪快に蹴り込んだ。

 ホームチームが2分前にアタッカー2枚を投入して、反撃に転じようとした直後にリードを広げ、戦意を削ぐことに成功したアウェイチームは、その後も攻守で圧倒。サイドバックでありながら中央に絞る独特な立ち位置を取るカンセロなど、可変的に選手が目まぐるしく入れ替わる戦術でも相手を翻弄し続けた。

 その後も危なげなく時間を消化したマンチェスター・Cは2-0でボルシアMGを撃破。見事に公式戦19連勝を飾ったグアルディオラのチームは貴重なアウェイゴールを2つも奪い、4シーズン連続のベスト8進出に大きく前進した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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