カタールとオーストラリアがコパ・アメリカ参加を辞退。コロナ禍でスケジュールが重なるW杯アジア2次予選に注力

2021年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

カタールは3試合、オーストラリアは4試合を残す

2019年の前回大会では日本と共にコパ・アメリカへ出場したカタール代表。(C)SOCCER DIGEST

 カタール、オーストラリアの両サッカー連盟は2月24日、それぞれの公式ホームページで招待されていたコパ・アメリカへの参加辞退を表明した。

 主な理由は新型コロナウイルスの影響で、2020年のワールドカップ予選を含む国際サッカーのカレンダーが大幅に変更された為だ。

 コパ・アメリカへ初参加となるはずだったオーストラリアのヘッドコーチ、グラハム・アーノルドは、「コパ・アメリカに招待して頂きチームを代表して感謝を伝えます。世界最高のチームと対戦する素晴らしい機会を得ることができたはずで、大いに楽しみにしていました。参加できなくなるのは非常に残念です」とコメントした。

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催するコパ・アメリカは、当初2020年の6月から7月にかけて、コロンビアとアルゼンチンで開催予定だったものの、コロナ禍の影響で1年延期を発表していた。
 
 延期されたスケジュールでは、開催地の変更はなく、今年6月11日から7月10日にかけて行ない、南米の10か国に加え、カタールとオーストラリアが招待国として参加予定だった。

 今回出場を辞退した両国の今後の最優先事項はワールドカップ・アジア2次予選となる。先日アジア・サッカー連盟から3月の開催が延期される通達とともに、6月15日までに2次予選全ての試合を終えることが厳命された。

 グループEで首位のカタールは残り3試合、グループBで勝点2差のトップに立つオーストラリアは残り4試合を消化する必要がある。

 コロナ禍で延期となっていた国際大会を再開する気運が高まるものの、まだまだスケジュール的な混乱は続きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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