「彰悟さんとれおには…」脳震盪の疑いで途中交代、川崎のMF塚川孝輝が異変を察知した同僚に感謝

2021年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こんな凄いチームの一員になれたことに…」

ゼロックス杯で脳震盪の疑いにより途中交代を余儀なくされた塚川が、舞台裏を明かした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎フロンターレの劇的勝利で幕を閉じた富士ゼロックス・スーパーカップ。この試合で脳震盪の疑いで無念の途中交代となったMF塚川孝輝が、自身のインスタグラムで舞台裏を明かした。

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 問題のシーンは後半の終盤に起きた。途中出場の塚川が空中で競り合った際に味方DFであるジェジエウと衝突。ピッチに倒れた後すぐさま起き上がり、プレーは続行されたものの、CKでプレーが切れたタイミングで荒木友輔主審が試合を停止。ピッチ内でチームドクターのチェックが入り、その結果塚川はロッカールームへと退くこととなった。

 この時、すでに川崎は上限である5人の交代枠を使い切っていたが、今シーズンより脳震盪の疑いのある選手がいた場合に限り追加での選手交代が可能に。新たに定められた新ルールが、今季最初の公式戦でさっそく適用されたのだった。
 
 実はこのシーンで塚川の異変にいち早く気が付き、主審に伝えたのはセンターバックのDF谷口彰悟とこの試合でサイドバックを務めたFW旗手怜央だった。キャプテンと俊英、2選手の適切かつ迅速な判断に塚川も自身のインスタグラムで感謝を示した。

「脳震盪で交代してしまい、心配とご迷惑をおかけしました。自分の異変に気づいてくれた彰悟さんとれおには感謝しています。今は検査も受けて元気です!!またピッチで闘えるようにしっかり治して頑張ります!!」

 昨季はJ2松本山雅FCでチームトップタイの9ゴールの活躍を見せ、チャンピオンクラブへとステップアップを果たした塚川。川崎でのデビュー戦は悔しい途中交代とはなったが、「こんな凄いチームの一員になれたことにほんと改めて嬉しく思う1日でした!」と前向きに振り返っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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