屈辱大敗でバルサ・ファンはクーマンを“赦免”も全国紙のアンケートではシャビ招聘を願う声が約半数に

2021年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手別で最も責任を問われたのは――

パリSG戦での手腕が問題視されたクーマンだが、ファンは責任が別にあると考えているようだ。 (C) Getty Images

 バルセロナがチャンピオンズ・リーグでパリ・サンジェルマンに大敗した責任は、ロナルド・クーマン監督にないとの見方が多いようだ。一方で、今後も指揮を委ねるべきかについては、疑問の声が相次いでいる。

 ラウンド・オブ・16第1レグという大事な試合で、バルセロナはキリアン・エムバペにハットトリックを許すなど、本拠地カンプ・ノウで1-4と大敗した。第2レグでの逆転突破への望みは薄いと言われている。

 スペイン紙『Marca』は2月19日、バルサの指揮官やパリSG戦の責任に関するアンケートの結果について報じた。

 記事によれば、6万人以上のユーザーの多くは、クーマンよりもクラブと選手に責任があると考えている。48%が(旧・現)経営陣、46%が選手たちの責任と回答。クーマンと答えたのは、わずか6%だった。

 選手別では、リオネル・メッシの責任を問う声が29%と最多で、セルジーニョ・デストが20%、ジェラール・ピケが15%、セルヒオ・ブスケッツが12%、アントワーヌ・グリエーズマンが9%と続いている。
 
 当然、チームに対する見方は悲観的だ。今シーズンのバルサがタイトルを獲得するかとの質問には、91%のユーザーが「ノー」と回答。無冠に終わるとの予想が圧倒的な割合を占めている。また、パリSG戦の大敗がメッシの退団に繋がるかとの問いには、90%が「イエス」と回答している。

 新会長選挙やメッシの去就など、先行きが不透明なバルセロナだが、これからもクーマン体制を続けるべきなのだろうか。

 その答えはファンの間でも意見が割れている。ユーザーのうち、44%は「チームづくりの最中だ」と続投させるべきと答えた一方で、それを上回る45%が「ゼロからリスタートしなければいけなくても、シャビに賭ける」と、クラブのレジェンドを招聘すべきとの見解を示した。なお、11%は「ユリアン・ナーゲルスマン招聘」を推奨した。

 今後については会長選の行方が大きく影響するだろう。ただ、バルサのこれからに世界のサッカーファンが注目しているのは、間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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