「今年も強いフロンターレを見せられるように」劇的弾の小林悠が今季最初の優勝報告!アシストの後輩にも賛辞

2021年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「PK戦になったら色んな選手が多分責任を…」

途中出場から劇的な決勝点を奪った小林。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 シーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパーカップが2月20日、埼玉スタジアムで開催。熱戦の末、川崎フロンターレがガンバ大阪を3-2下し、今季最初のタイトルを手にした。

 互いにチャンスを作り合うなか、均衡が崩れたのは29分。田中碧のパスにペナルティエリア左で反応した三笘薫が、右足で冷静に流し込んだ。勢いに乗った昨季王者は32分にも山根視来のシュートから最後はまたも三笘が押し込み、リードを2点とする。

 後半は一転、G大阪がゲームを支配し、怒涛の反撃を展開。すると60分、矢島慎也のゴールで1点差に迫り、67分にはPKでパトリックが同点弾を奪取。

 それでも最終盤に試合を決めたのは、途中出場の川崎のエースだ。PK戦突入が濃厚と思われた96分、小林悠が遠野大弥のスルーパスに抜け出し、左サイドネットを揺らした。
 
 殊勲の決勝点を挙げた小林は試合後、フラッシュインタビューに応じ、「大弥からいいボールが来たので、しっかりコースに打てた」と得点シーンを回想。昨季アビスパ福岡のJ1昇格に大きく貢献し、今季レンタルバックを果たした21歳に賛辞を送った。

 また、土壇場での得点ということに関しては、「ゴールが必要な時間帯だったし、PK戦になったら色んな選手が多分責任を負わないといけないと思ったので、そこまでになんとか決めたいと思った」と、率直な心境を明かした。

 最後は「いいスタートが切れたので、今年も強いフロンターレを見せられるように頑張りたい」と、今年最初の優勝報告を行なった小林。全タイトル制覇へ、今年も衰え知らずの33歳には大きな期待が持てそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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