南野拓実の“恩師”がボルシアMGからドルトムントへ電撃移籍! 2021年夏からの就任を発表

2021年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なぜ今?」現地ファンからは怒りの声も…

ボルシアMGを躍進させているマルコ・ローゼ。突然の発表に現地も騒然としている。 (C)Getty Images

 現地時間2月15日、ブンデスリーガのボルシアMGは、現指揮官のマルコ・ローゼが今シーズン限りで退任することを発表。併せて、今夏からは同リーグのドルトムントの指揮官に就任することが発表された。

 突然の発表に現地メディアも騒然としているなか、マックス・エペールSDは公式HPで「これまでマルコの将来を話し合う時間を持ったが、残念ながら2022年6月までの契約に含まれる条項を行使し、夏にドルトムントに向かうことが決まった」とコメントを発表している。

 ローゼ監督は2017年夏からオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクを率いており、南野拓実も直接指導を受けた経験のある"恩師"にあたる人物だ。ただ、この時も契約を残した状態で2019年夏にボルシアMGに"電撃移籍"した経緯がある。
 
 その手腕は非常に高く評価されており、今シーズンはチャンピオンズ・リーグに出場し、ボルシアMGをクラブ初となる決勝トーナメント進出に導いた。24日には、マンチェスター・シティとの第1レグが控えている。

 ただ、この発表に対して、現地でも様々な反応があるようだ。現地紙『Ruhr Nachrichten』によれば、ボルシアMGのサポーターからは「完全に時期を間違えた。なぜこの大事な時期に発表した?」「容赦ない裏切りだ」「若い選手も一緒に持っていかれるのでは?」など、困惑と怒りの声が上がったという。その一方で、現在6位と苦しむドルトムントのファンからは「彼がチームをまとめてくれる」「クロップ以来の希望が持てる人事だ」といった喜びの声が上がっている。

 ボルシアMGとドルトムントは、DFBポカール準々決勝で、3月2日に直接対決を控えている。サポーターの複雑な心境も含め、大きな注目を集める一戦になりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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