メッシを凌駕する点取り屋に覚醒!? ペップが「どんなGKも止められない」と絶賛するマンCの名手

2021年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

公式戦16連勝のチームを支えるギュンドアン

怒涛のゴールラッシュで特大の存在感を発揮しているギュンドアンに賛辞の声が鳴りやまない。 (C) Getty Images

 2シーズンぶりの戴冠へ。マンチェスター・シティの勢いが止まらない。

 現地時間2月13日に開催されたプレミアリーグ第24節で、トッテナム・ホットスパーを本拠地に迎え撃ったマンチェスター・Cは3-0で快勝。これで公式戦の連勝を16に伸ばした。

 まさに向かうところ敵なしのマンチェスター・C。連勝街道を突き進む彼らを牽引しているのが、イルカイ・ギュンドアンだ。前節のリバプール戦に続き、トッテナム戦でも2ゴールをマークしたドイツ代表MFは、2021年に入ってからは欧州5大リーグで、リオネル・メッシ(6点)やロベルト・レバンドフスキ(7点)、ルイス・スアレスといった名立たるストライカーよりも多い、トップの9ゴールをマークしている。

 昨年12月15日に開催されたWBA戦でようやく今シーズン初得点を叩き出してから、覚醒したかのようにゴールラッシュを決め込んでいるギュンドアンには、現地の識者たちも首ったけだ。英衛星放送『Sky Sports』の解説者であるジェイミー・レドナップは、次のように絶賛している。

「今の彼は明らかに良い状態だ。何よりも自信に満ちているし、自分自身が何者できるかを示すことが出来ているね。ギュンドアンのここまでのゴールラッシュを誰が想像しただろう。少なくとも私は予想していなかった。彼の好調ぶりは、間違いなくマンチェスター・シティの状態の良さに影響している」

【動画】名手ロリスの牙城を崩すギュンドアンのゴールシーンはこちら
 敵ゴール前で決定的な働きをする愛弟子には、ジョゼップ・グアルディオラ監督もご満悦だ。英公共放送『BBC』のフラッシュインタビューに応じた指揮官は、「当然やれる」と思っていたと強調した。

「私はギュンドアンが『偽9番のようなストライカーとしてもプレーできる』と何度も言っていたが、そのたびに全員に笑われた。でも、彼には得点嗅覚みたいなものが備わっているから絶対にストライカーのようになれると思っていた。

 過去2シーズンの彼はフェルナンジーニョとボランチの位置にいた。だから、ゴールを決めるのは難しかったんだ。しかし、今の彼はよりストライカーの近くでプレーするようになって、敵のエリア内に入ってから信じられないセンスを発揮する。今日の2得点目のようにシュート体勢に入ったら、ロリスのようなゴールキーパーでさえも止めることはできないよ」

 ペップのシティでアンタッチャブルな存在になりつつあるギュンドアン。果たして、ここからどこまでゴール数を伸ばしていけるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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