「一体何をしているんだ?」0-2の後半AT、WBA指揮官のまさかの行動にファン唖然。「自身を解雇しようと…」

2021年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミア史上ワーストタイの記録も樹立

時間がないなか、自らボールを投げ入れようとするアラダイス監督。その真意やいかに。(C)Getty Images

 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)は現地時間2月7日、プレミアリーグ第23節でトッテナムと対戦し、0-2で敗れた。苦しい戦いとなったなか、指揮官が試合最終盤に取ったある行動が注目を集めている。

 ハリー・ケインとソン・フンミンの両エースにゴールを許し、0-2で迎えた後半アディショナルタイムだった。刻一刻とタイムアップが迫る状況下で、ボールはピッチ脇に立っていたサム・アラダイス監督の元へ。すると咄嗟に、アラダイス監督はボールを手に持ち、自らスローインを投げ入れるかのような素振りを見せたのだ。

 反撃に焦るなかで取った行動なのか、あるいは一種の諦めか。真意は定かではないが、"ビッグ・サム"の愛称で親しまれる名将は少し笑みを浮かべながら、その後すぐに駆け寄ったリー・ぺルティアへボールを手渡している。

【動画】彼はいったい何を…"ビッグ・サム"の不可解なスローインはこちら

 これには世界中のファンも反応。驚きの声が続々と寄せられている。
 
「彼は一体何をしているんだ?」
「0-2、残り2分でやることではない」
「親父ギャグ」
「これがフットボール」
「彼はまだプレーできるのか?」
「降格のステータスを避けるために、自分自身を解雇しようとしている」

 また、現地スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』でも「ビッグ・サムはトッテナムに対して、自らの手で問題を取った」と、言い得て妙な見出しで情報を伝えている。

 シーズン途中でのベテラン指揮官"緊急投入"もむなしく、WBAはこれで5戦未勝利。直近の公式戦14戦ではわずか1勝という低迷ぶりだ。また、データサイト『Opta』によると、昨年12月に就任したアラダイス監督は最初の10試合で28失点を記録。ダニー・ウィルソン(バーンズリー/1997)、ナイジェル・アドキンス(サウサンプトン/2012)、スラビシャ・ヨカノビッチ(フルアム/2018)と並び、プレミア史上ワーストタイとなってしまった。

 次節は直近2戦で12ゴールと、攻撃陣が大爆発しているマンチェスター・ユナイテッドとの対戦を控える。強敵を抑え込み、1部残留への光を見出すことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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