クロップが心理戦!? ペップが驚いた発言とは? 「彼は“そういう類”の監督ではないと思っていたんだが…」

2021年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にタフなんだ」と…

タイトルの行方を占う大一番を前にクロップ(右)の言葉に対してグアルディオラ(左)も聞き逃さなかった。 (C) Getty Images

 現地時間2月7日、プレミアリーグ第23節で、リバプール対マンチェスター・シティという大一番が行なわれる。近年の覇権を競ってきた両軍のバトルは、試合前から熾烈さを極めているようだ。

 昨シーズン王者であるリバプールが、フィルジル・ファン・ダイクを筆頭とする負傷の数々に悩まされているのは周知のとおりだ。その影響からレッズは、年末から約1か月にわたり、5試合で3分け2敗の白星なしと不振に陥り、順位を4位まで落とした。

 一方、11月にリバプール、トッテナムとの連戦で1ポイントに終わり、12月もマンチェスター・ユナイテッドとのダービーやウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦で2ポイントにとどまったシティだが、その後は9連勝を達成。不調のライバルを尻目に、現在は首位に立っている。

 対照的な状況のなかで迎えるビッグゲームを前に行なわれたリバプールのユルゲン・クロップ監督は、「我々は中断がなかった。シティにはコロナが理由で2週間の中断があったと思う」と、特に日程が過密だった年末に、新型コロナウイルスのプロトコルで試合が延期になったシティとの違いがあったことを指摘した。

「本当にタフなんだ。今シーズンはタフなシーズンなんだよ。一部のチームにとっては、よりそうではないとも知っている。だが、明らかな理由により、ウチにとってはタフなんだ」
 
 これを聞いたシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「ユルゲンはもう一度カレンダーを見直すべきだ。ウチにもコロナの問題があった。1週間だ。敵地でのチェルシー戦は14人で戦った」と反論している。

「驚いているよ。ユルゲンは普段からそういうことをするような類の監督ではないと思っていたんだがね。誤解だったのかもしれない。カレンダーを見れば、彼も分かる。2週間ではない。明日の試合前に訊いてみるよ」

 消化が1試合多いにもかかわらず、シティに7ポイント差をつけられているリバプールにとって、今回の直接対決は勝利必須の決戦だ。一方で、2位ユナイテッドに3ポイント差のシティにとっても、勝利が必要なことは変わらない。

 全世界が注目のビッグマッチは、どのような結末が待っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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