「再びサッカー選手としての喜びを…」香川真司のギリシャデビューに古巣サラゴサの地元メディアも注目!

2021年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

PAOK指揮官も「疑いの余地はない」と称賛

新天地でデビューを飾った香川。約5か月ぶりの実戦だったが、存在感を存分に示した。 (C) REUTERS/AFLO

 新天地でデビューを飾った日本代表MFに注目が集まっている。

 現地時間2月3日、敵地で行なわれたギリシャ・カップ6回戦のAELラリッサ戦で、PAOKは2-1で勝利した。

 この一戦で華々しいデビューを飾ったのが、今冬にPAOKへ入団した香川真司だ。移籍後初となるメンバー入りを果たした元日本代表MFは63分からピッチに立つと、約5か月ぶりの実戦復帰とは思えないキレの良さを見せ、幾度かチャンスシーンを創出するなど積極果敢にプレー。次ラウンド進出に小さくない貢献をした。

 そんな背番号23の初陣に指揮官も満足感を抱いたようだ。香川の獲得を希望したとされるウルグアイ人のパブロ・ガルシア監督は試合後のインタビューで、「彼は一生懸命にプレーしていた」と、洗練されたパフォーマンスを称えた。

「今日はカガワのように良い動きをしていた若手が何人もいたことは喜ばしいね。我々は皆、カガワをよく知っている。彼が望ましいレベルの競争に到達するために一生懸命プレーしていることも知っている。彼のクオリティーは疑う余地がないよ。この先、レギュラーを獲得できるかは彼次第だ」

【動画】クラブ公式のインタビューで移籍の理由などを語る香川真司
 また、海外メディアからも香川のデビューを伝えている。「再びサッカー選手として歩みを始めた」と綴ったのは、スペイン・メディア『El Desmarque』のサラゴサ版だ。

「元サラゴシスタのシンジ・カガワは5か月でピッチに舞い戻った。日本人はようやく見つけた新しいチームでデビューを飾った。カガワは、サラゴサを離れるという難しい決断をした後に、再びサッカー選手としての喜びを味わうことができた。PAOKはギリシャで最も伝統的なクラブで、ヨーロッパのコンペティションの常連でもある。それだけにカガワに懸かる期待も大きいはずだ」

 PAOKは現地時間2月7日にアポロン戦(ギリシャリーグ第21節)を迎えるが、香川がスタメンで抜擢される可能性も小さくはなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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