【柏|新体制】智将・ネルシーニョ監督が掲げる「勝利に満ちた1年」へ、J1クラブで最後の始動!

2021年02月04日 須賀大輔

新加入選手は柏に所縁のある選手たちが…

1つでも多く勝利をと『VITORIA』のスローガンを掲げた。(C)KASHIWA REYSOL

 2月3日、J1クラブで最後に柏レイソルが始動した。夕方には新体制発表会をファンクラブ会員『アソシエイツ』を限定にYouTube上で配信。2000人近くのファン・サポーターが見守る中、2021シーズンの幕を開けた。

 冒頭にマイクを握ったネルシーニョ監督は「今シーズンは昨シーズン以上に良いシーズンを過ごしたい」と意気込み、「少しでも早くサポーターがスタジアムに戻って来られる日を祈っている。昨年以上に勝利に満ちた1年になるように、1つでも多く勝利を分かち合えるように準備したい」と画面越しに声援を送る多くのサポーターにメッセージを届けた。その後、新加入4選手とフォトセッションを行ない、そこではお馴染みの『VITORIA』のスローガンが発表された。

 続いて行なわれた新ユニホーム発表では福岡からレンタル復帰したDF上島拓巳が真っ白いセカンドユニホームを着てサプライズで登場。「身が引き締まる思い。強くなって帰ってきました」と覚悟を示し、「今年こそは柏レイソルにタイトルをもたらせるように貢献していきたい」と強い口調で語った。
 
 会の後半には事前にサポーターから受け付けた質問に新加入選手たちが回答。ピッチ外での話題など思わぬ素顔も見られた場面もあったなか、市立船橋高出身の椎橋慧也は「地元に帰ってきて家族がすごく喜んでくれた」と明かし「レイソルは勝ち方を知っていて勝者のメンタリティがある」と柏の印象を話した。

 また「小学生の時は父親とよく試合を観に来ていてスクールにも通っていた」と思い出を語ったのは柏市の隣街でホームタウンでもある我孫子市出身のイッペイ・シノヅカだ。珍しい形での"古巣復帰"については「諦めなければ目標が叶うことを証明したい」と自らを鼓舞しながら子どもたちにエールを送った。

 そして約1時間の会の最後には新型コロナウイルスの影響で来日が遅れているドッジ、アンジェロッティの両ブラジル選手から届いたメッセージが流れ、ようやく今シーズンを戦う全選手が"集結"。開幕まで約1か月の期間でチームを仕上げていくこととなる。

取材・文●須賀大輔(フリーライター)
 

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