「日本からの引き抜きはトレンドに」浦和レオナルドの電撃移籍報道に中国メディアが反応。気になる“内幕”は――

2021年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍金は「7億円」?

中国参戦が有力視されている浦和のレオナルド。その背景が明らかになってきた。 (C)SOCCER DIGEST

 再建を目指すレッズの主砲が中国移籍を決断したようだ。

 J1で11位に終わった昨シーズンから立て直しを図り、「ACL出場権獲得(リーグ3位以上)」を目指す今シーズンの浦和レッズ。徳島ヴォルティスを4年間指揮したリカルド・ロドリゲスを招聘したチームにあって、エース級の活躍が期待されたのが、入団2年目のレオナルドだ。

 強靭なフィジカルと高い決定力を武器に、昨シーズンはチーム最多となる11ゴールをマーク。新チームでも得点源として期待されていたストライカーは、ここにきてチームを離脱し、中国の山東魯能泰山への移籍が決定的になったと報じられている。

 Jリーグからの大型ストライカーの電撃移籍は中国メディアでも小さくない話題となっている。その内幕を報じた有力ポータルサイト『捜狐』は、「1億円どころではない」と関係者のコメントをすっぱ抜いた。

「実際の移籍金はおそらく7億円ぐらいになる。昨シーズンに浦和は3億円で彼を獲得していた。このタイミングで売却するリスクも考えて、損の無い金額になった」

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 また、同メディアは山東魯能泰山がレオナルド獲得に動いた要因に、「今冬にチーム退団した元イタリア代表FWのグラツィアーノ・ペッレの後釜として狙った」と報道。さらに中国サッカー界の"ある事情"が絡んだことを伝えた。

「レオナルドは数千万ユーロを必要とするヨーロッパのスター選手に比べて費用対効果が高い。いま、中国サッカー界はキャップサラリー制が導入されており、あらゆる点で理に適っていると考えられている。

 近い将来、日本をはじめとする他のアジアのクラブでプレーする南米やヨーロッパの選手の引き抜きは、トレンドとなるかもしれない。レオナルドのような選手はアジアでの生活やリーグでの戦いに慣れており、中国での生活に馴染むのも問題ない」

 同メディアによれば、「一両日中に正式に契約に至るだろう」とされるレオナルドの山東魯能泰山移籍。浦和の今後の動きを含めて目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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