富士ゼロックス杯が今年も開催!翌年からは名称の変更の可能性も…川崎とG大阪の対戦に村井チェアマンも「心待ちにしています」

2021年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

同一企業がスポンサーしたスーパーカップの最長期間の記録をギネス認定

1994年から27年に渡って開催されている富士ゼロックス杯の開催概要が発表された。(C)Jリーグ

 今年も新シーズンの訪れを告げる風物詩、「富士ゼロックス・スーパーカップ2021」が開催される。それに先駆けてJリーグは2月1日、オンライン上で記者会見を行なった。

 出場するのは、J1リーグチャンピオンで、天皇杯覇者の川崎フロンターレとJ1リーグ2位のガンバ大阪だ。試合は2月20日(土)13:35キックオフで埼玉スタジアムで開催。90分の戦いの後、決着がつかない場合は即PK戦となる。試合は日本テレビ系で全国生中継が予定されている。また同日の試合開始前には、「NEXT GENERATION MATCH」として川崎U-18と日本高校選抜の対戦も予定されている。

 Jリーグの村井満チェアマンは「名実ともに日本を代表するクラブ」の川崎と、宮本恒靖体制4年目を迎え、「年を追うごとに成熟度を増している」G大阪との「ビッグクラブ」同士の対決は「今から対戦が楽しみ、心待ちにしています」として、以下のように大会を紹介した。

「両クラブともに日本を代表してアジア・チャンピオンズリーグに臨むことになりますが、今年はなかなかキャンプでの様子を見ることもできず、どのように仕上げているのかこの辺りも同大会を通じて確認していく場、Jリーグが世界に対抗できる実力を整えているのか、私自身もファン・サポーターの皆さまとともに見届けたい」

 リーグチャンピオンと天皇杯王者が激突する同大会は、1994年の開催から27年間、同一企業の協賛で最も長く行なわれたスーパーカップとしてギネスワールドレコードに認定。オンライン上でギネスの認定式も併せて行なわれた。
 
 村井チェアマンは「この記録は一朝一夕にできるものではない。毎年毎年、積み重ねてきた結果」「ともに歩んできた27年間というのは、Jリーグの歴史そのもの。Jリーグには100年構想というものがある。この先もご一緒出来れば」と富士ゼロックス社に感謝を述べた。

 そんな富士ゼロックスは4月1日より「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」へ社名が変更される。同社の玉井光一代表取締役社長は「社名の変更に伴い、大会名の変更は考えています。しかし、今後とも協賛を続けていきたい。今後もこのギネス記録をさらに更新していきたい」と「富士ゼロックス・スーパーカップ」としては最後の大会となる可能性があるものの、大会継続には前向きな姿勢を示した。

  緊急事態宣言が3月7日まで延長されたことを受け、観客動員やチケット販売などは不透明。今後詳細が決定され次第、発表となる。

 村井チェアマンは「1年間の最初のゲーム。運営側も感染対策をしっかりと行なっていきたい」と万全の用意で臨むことを明言した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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