「すでに2億円のオファーが…」柏レイソルが“怪物”オルンガの後釜に本田圭佑の元同僚FWを獲得へ!

2021年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

不振にあえぐチームで孤軍奮闘

本田圭佑とブラジルで共闘していたP・ラウール(右端)がJリーグへやってくるようだ。 (C) Getty Images

 大型ストライカーの獲得を模索していた柏レイソルは、"サッカー王国"から実力派の助っ人を確保しようとしているようだ。

 現地時間1月30日、有力紙『O Dia』をはじめとするブラジルの複数のメディアが、現在ボタフォゴに所属するブラジル人FWペドロ・ラウールと柏が合意寸前に至っていると一斉に報じた。

 現在24歳のP・ラウールは、193センチの巨躯を利したパワフルなプレーが自慢の大型CFだ。日本代表MFの本田圭佑とも共闘した今シーズンは、降格圏に沈むチームにあって、24試合で7ゴールをマークするなど、孤軍奮闘を続けている。

 今冬に昨季のJ1得点王&MVPで主砲オルンガがカタールのアル・ドゥハイルに移籍したため、その後釜探しに奔走していたとされる柏にとっては願ってもないタレントだろう。「日本の柏レイソルがボタフォゴとの交渉を開始した」と報じる『O Dia』は、その詳細をこう伝えている。
「クラブ間の交渉はまだ初期的な段階だが、今後数日中に他クラブから有力なオファーが来ない限り、近いうちに選手との契約にゴーサインが出るだろう。すでに柏はボタフォゴへ移籍金200万ドル(約2億900万円)を提示。ペドロ・ラウールの保有権30パーセントを持つヴィトーリア・ギマラエス(ポルトガル)との交渉も始めている」

 60パーセントの試合で先発出場した場合に150万ユーロ(約1億8750万円)を支払い、さらに契約延長をすることが保証される契約を交わしていたP・ラウールとボタフォゴ。両者は2021年6月、2022年1月と6月の3度に分けて50万ユーロずつ支払うと合意していたが、クラブが新型コロナウイルス禍での深刻な財政難に陥ったため、売却する必要があると報じられていた。

 そうしたなかで、財政の負担を減らせる有益なオファーが舞い込み、ボタフォゴも売却を視野に入れているようだ。この冬に柏はドッジとアンジェロッティという2人のブラジル人MFを補強していたが、新たに頼もしい助っ人を迎え入れられそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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