【横浜FC】「心強いスタートを切れた」新加入クレーべが“生きた伝説”カズから授かった言葉とは?

2021年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本にいるからカテゴリーが下がったとか…」

チームメイトの三浦知良(右)や中村俊輔(中央)とトレーニングを行なうクレーべ。(C)YOKOHAMA FC

 J2のジェフユナイテッド千葉から新加入した横浜FCの元ブラジル代表FW、クレーべが1月30日、キャンプ地からオンライン取材に対応。新シーズンに向け、意気込みなどを語った。

 クレーべはブラジル出身の30歳。2009年に母国クラブでプロキャリアをスタートさせると、その後ポルト(ポルトガル)や北京国安(中国)などでもプレー。千葉には19年から加入し、昨季までの2年間でJ2通算65試合・24得点を記録している。

 そんな期待の187cmの長身ストライカーは、自身の持ち味について「まず身長が高い」と前置きし、次のように説明する。

「高さを兼ね備えながら、軽快な動き出しできる。また、空中戦の能力に非常に長けた特徴も持っていると思うので、そういったところで勝負していきたい。プレーの特徴としては、なるべくゴールの近くにポジションを取ることによって、こぼれ球や、相手に当たって跳ね返ってきたボールを常に準備しながら(得点を)求めている」

 また、ポルト時代の2011-12シーズンにはチャンピオンズ・リーグ(CL)で得点を奪い、ブラジル代表にも初招集された際のことなどにも触れながら、日本でプレーをする心境も説明した。
 
「人生は色んな瞬間がくっついてできている物だと思っている。CLで活躍していた時はそこで活躍する瞬間だったと思うし、セレソンのA代表にいたときもそこはそこで、そこにいた瞬間。そういったモーメントを楽しんだ。今日本にいるなかで、それは自分の人生のひとつの瞬間、時間だと捉えている。日本にいるからといってカテゴリーが下がったとか、自分の評価が下がるというような認識はない」

 さらに会見では、来月54歳の誕生日を迎える三浦知良にも言及。ブラジルでのプレー経験も長いことからポルトガル語も堪能なレジェンドと交わした会話内容も明かし、率直な想いを伝えた。

「カズさんとは一番最初に話をした。最初に歩み寄ってくれた選手のひとりでもある。カズさんからは『どんな時も困った時には、僕がそばにいるから』というような言葉をもらい、とても心強いスタートを切ることができた。

 常日頃から自分の持てる最大限の力を出しながらプレーに励んでいる姿を見て、自分自身も本当に学ぶことが多い。生きた伝説を生で見れて、非常に嬉しく思っている」

 今季の具体的な個人目標には、来日1年目にマークした17得点超えと定めたクレーべ。自慢の得点能力を生かし、チーム目標であるトップ10入りへ導くことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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