セレッソ大阪は１月30日、ベトナム代表GKダン・バン・ラムの加入を発表した。日本政府による新型コロナウイルス感染症に関する新規入国制限措置を受け、入国可能になり次第来日し、メディカルチェックを経て、正式契約となる見込み。なお、背番号は「１」に決まった。

　バン・ラムはベトナム人の父と、ロシア人の母を持つモスクワ出身の27歳。ベトナムのホアンアイン・ザライでプロキャリアをスタートさせると、その後ロシアのドゥスラル・モスクワとロジナモ・モスクワでもプレー。昨季はタイのムアントン・ユナイテッドで12試合に出場していた。

　代表の守護神としても活躍し、2019年のアジアカップ準々決勝で日本と対戦（０-１●）した際も、好守連発で森保ジャパンをあと一歩まで追い込む獅子奮迅の働きを見せた。

　本人は加入を受け、以下のようにメッセージを寄せている。
 

「私がセレッソの一員になれる事、アジアの最高峰のリーグでプレーする事はとても光栄です。これは私のキャリアの中でとても大きな一歩となりました。近い将来、ベトナム人選手の需要はさらに高まると確信しています。ベトナム国に感謝を捧げます。そして、セレッソのファンの皆様に会える事、プレーを見せられる事を楽しみにしています」

　C大阪にはJリーグを代表するGKキム・ジンヒョンが正守護神として君臨。今季はアジア・チャンピオンズリーグ（プレーオフから）の戦いも控えるなかで、同じアジア人のライバル助っ人の座を脅かし、存在感を発揮することができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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