「鮮烈なホームデビュー!」なでしこ岩渕真奈、1G1Aの大暴れを英絶賛!「美しいドリブルから…」

2021年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官は「ポジショニングがクレバー」と激賞

会心のゴールにこのガッツポーズ! 岩渕はホームデビュー戦で全得点に絡んでみせた。(C)Getty Images

 早くも日本女子サッカーの至宝が本領発揮だ。

 現地土曜日、イングランドのFA女子スーパーリーグ(WSL)は第12節が開催され、岩渕真奈を擁するアストン・ビラはホームにレディングを迎えた。マンチェスター・シティを相手に0-7の大敗に終わった前節、岩渕は後半頭からのスタートでホロ苦のリーグデビュー。気持ちを切り替えたレディング戦、入団後初のホームゲームで初スタメンを飾り、いきなり大仕事をやってのけたのだ。

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 開始早々に先制を許したアストン・ビラは、なかなか思うようにゲームを作れない。岩渕は2列目に位置して右へ左へと位置を変えては果敢に仕掛け、前線との上手く距離を保ちながら攻撃陣をリードしたが、ゴールは生まれなかった。

 そして迎えた55分、岩渕が魅せる。右サイドのFKから、味方選手が送ったグラウンダーのクロスに反応。鋭く飛び出してスライディングで蹴り込み、移籍後初ゴールを決めてみせた。

 アストン・ビラはその後にふたたびリードを奪われるが、終了間際にふたたびなでしこジャパンのエースが光り輝く。左サイドでマーカー2人を引きつけ、中央の選手とのワンツーを決めてエリア内のスペースを切り裂くと、折り返した球をダイアナ・シルバが押し込み、土壇場で同点に追いついたのだ。

 初のフル出場で1G1Aの大暴れ。岩渕本人は試合後に公式インスタグラムを更新し、「ホーム初戦で初スタメン初ゴールに初アシスト!」と興奮気味に書き出すと、「怪我してから初めての90分フル出場。引き分けでしたがヴィラにとっては重要な勝ち点1。日本からも応援してくれた皆さん、応援ありがとうございました!」と続け、「水曜日にまた試合です。頑張ります」と気を引き締めた。

 チームを率いるゲンマ・デイビス監督も手放しで称賛だ。「マナはクレバーなポジショニングで常に私たちのフォワードと良い連携を見せてくれた。チームメイトたちは彼女がどうすればプレーしやすいかのが分かってきたし、もっと試合を重ねて、彼女がイングランドでのプレーにもっと慣れてくれば、さらに面白くなってくると思う」と期待を込めた。

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