“ご意見番”ネビルが、南野拓実らリバプールの控えFWトリオを批判!「クロップのチームには不十分」

2021年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野の序列は「下がっている」と見解

実力不足とされた3人のひとりとして名が挙がった南野。(C)Getty Images

 現地時間1月17日に行なわれたプレミアリーグ第19節、ホームにマンチェスター・ユナイテッドを迎えたリバプールはスコアレスドローで試合を終えた。

 首位ユナイテッドとの差を詰められなかったどころか、これで4位に転落。昨シーズンは独走で優勝を決めた王者に、現地でも懐疑的な声があがっている。

 こうした状態は「予想ができていたことだ」と発言したのが、元イングランド代表&ユナイテッドOBで、プレミアリーグのご意見番として知られるガリー・ネビルだ。

 英スポーツ衛星チャンネル『Sky Sports』のトーク番組『Monday Night Football』に出演し、このように語ったという。

「リバプールは得点できずに苦しんだ。確かにそうだが、フロントの3人(ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネ)はここ3年間ノンストップで働いてきて、4年目を迎えている。これは一般的にバーンアウトする時期だ。これまで信じられないようなプレーをしてきたが、今年は調子悪い。致し方ないことだ。

 解決するには、適宜、休息を与えるしかない。だが、それができていない。あれだけユルゲン・クロップによってコントロールされているチームでそれが叶わないのは、バックアップが実力不足だからとしか思えない」

 そして、バックアッパーであるジェルダン・シャキリ、ディボック・オリギ、南野拓実について、名指しで「クロップのチームに値する十分な存在ではない」と指摘した。
 
「シャキリは、実は有望なプレーヤーである片鱗を見せているが、それはフロント3人の位置ではなく、もっと深い位置で使った場合だ。オリギはアンフィールドから退場する寸前まで来ているように見える。リバプールのためにいくつか重要なゴールを決めてきたが、先発メンバーを脅かしたことは一度もない」

 そして、南野については「先発が遠ざかっている」と評した。

「クリスタル・パレス戦でゴールを決めたにもかかわらず、試合に出ることができていない。チームでの序列は下がっているだろう。明確な理由は分からないが、クロップの信頼を得るには至っていないことを意味する」

 リバプールは、現地時間1月21日にバーンリー戦を迎える。現地ではクロップ監督がユナイテッド戦からメンバーを入れ替えるという見方もあり、南野にチャンスが回って来る可能性もゼロではない。

 こうした意見を一蹴する活躍を見せてほしいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事