【相模原】J2初挑戦の2021年シーズンも“変革”を重視。目標に定めた勝点は…

2021年01月16日 サッカーダイジェスト編集部

イベント中に新助っ人GKの獲得も発表

今季のチームスローガンは昨季同様『変革』に。三浦監督は「これからが本当に変革していかなくてはいけない」と語る。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J2に初昇格したSC相模原は1月16日、オンラインでのファンミーティング、『2021サガミスタミーティング』を実施した。

 冒頭では、未発表となっていた三浦文丈監督の去就について、本人が「もちろん、やらせていただきます」と続投を明らかにした。「ほとんど合意していますし、いろんな手続きがあってリリースしていないだけ」ということだ。

 選手の補強動向についても指揮官は言及。現時点で正式に発表されている新戦力は11人。「機動力があり、インテンシティが高くないと、J2も難しいリーグ。そこのところはひとつポイントにして、会長と鷲田強化部長にはリクエストした」。

 北九州から川上竜、岡山から後藤圭太などJ2で実績のある選手を迎え入れたほか、柏からは経験豊富な鎌田次郎、G大阪からは将来性抜群の芝本蓮などJ1クラブからも精力的に補強し、戦力を底上げした。

 また、イベント中に新たにブラジル人GKアジェノールの獲得も発表された。電話を通じて本人が登場し、「日本でプレーできるチャンスを与えてもらい、すごく感謝しています」と挨拶。「自分はすごく厳しい性格で、勝ちに向かって全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

 今冬の補強はまだ完了していないようで、「交渉中の選手は何人かいる」(三浦監督)とのこと。既存メンバーのホムロやユーリらとも交渉中で、今後の動きに注目したい。

 今季のチームスローガンは『変革2021』に。昨季から変わっていないが、その真意について三浦監督は次のように話す。
 
「将来的には、フロンターレさん、マリノスさん、横浜FCさん、ベルマーレさんと戦いたい。そこに向かって、いろんな意味で変わっていかなければいけない。J2というカテゴリーに上がったので、これからが本当に変革していかなくてはいけない。その想いを込めました。未来に向かって変わっていきたい」

 クラブとしてさらなる高みに上るための一歩となる今季の目標は「勝点50」に設定。決して簡単なミッションではないが、三浦監督は「50を取れば間違いなく残れるし、定着できる」と表情を引き締める。「せっかく上がったJ2、正直まだJ1ライセンスは取れないけど、少しでも長くこのカテゴリーで戦って、いろんなことで吸収したり、変革していきたい」と気合いを入れる。

 記念すべきJ2でのオープニングマッチは2月28日。ホームに京都を迎える。08年のクラブ創立から着実に成長を続けている相模原が今季、どんな戦いを見せるか楽しみだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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